「ロナウドは、プレーできるコンディションにはない。復帰には最低でも3週間はかかるだろう」と発言したレアル・マドリーの指揮官カペッロに対し、ロナウドが挑戦状を叩き付けた。一刻も早く戦列への復帰を望むロナウドは、自身のケガもすでに回復しているし、プレーできるコンディションにあるとカペッロ監督に猛烈アピールしている。

「練習だけという毎日にはもう飽き飽きしている。監督が僕を起用し始めても良い時期だし、僕を信頼してくれてもいいと思う」。

ロナウドは、ブラジルのTV局‘O’Globo’のインタビューでそう胸中を明かした。ブラジル代表への復帰も視野に入れるロナウドは、レアル・マドリーで最高のレベルを見せることが代表復帰への近道と考えている。

「要請があればいつでも代表に戻るつもりだ。世界No.1の座に返り咲きたい。それに、会長やロベルト・カルロスとも賭けをしたんだよ。今シーズン、僕が30ゴールをマークするってね。それに勝ちたいんだ」。

ロナウドが戦列に復帰したとしても、ファン・ニステルローイの控えとなる可能性は否めない。また、カペッロ監督はシステムの変更を余儀なくされることから、ロナウドの戦列復帰への道のりはまだまだ厳しいようだ。

「まずはチーム内で自分のポジションを取り戻したい」。そうコメントしたロナウド。はたして彼の猛アピールはカペッロ監督に届くのだろうか?カペッロ監督が言うように復帰まであと3週間ということになれば、リーガ第6節のヘタフェ戦(10月15日、開催予定)でロナウドは復帰することになる。