寄港直後に北朝鮮またしてもミサイル撃ってます。

寄港したのは「ワシントン合意」に基づくもの

 アメリカ戦略軍は2023年7月18日、戦略道ミサイル原子力潜水艦(弾道ミサイル原潜)「ケンタッキー」が韓国の釜山に入港したと発表しました。

 現地メディアなどによると、韓国にアメリカの戦略ミサイル原潜が寄港するのは、1980年代以来であり、約40年ぶりになるとのこと。


韓国南部の釜山に入港したアメリカ海軍の戦略ミサイル原子力潜水艦「ケンタッキー」(画像:アメリカ戦略軍)。

 説明によると、この寄港は、今年(2023年)4月下旬にアメリカのバイデン大統領と、韓国の尹錫烈(ユン・ソンニョル)大統領とのあいだで合意に至った、いわゆる「米韓ワシントン宣言」に基づくものであるといいます。

 この合意は、核兵器開発を進める北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対抗するもので、有事の際はアメリカの核兵器を用いた作戦計画に韓国が一部関与できるようにするほか、定期的にアメリカ海軍の戦略ミサイル原潜が韓国に寄港するのを認めるというものです。

 その一方で、韓国は独自の核武装を放棄することが盛り込まれています。

 なお、これと前後する形で、北朝鮮は、19日午前3時台に弾道ミサイル2発を相次いで日本海方面に発射しています。