西日本に続き… 秋田〜山形県間の貨物列車、大雨のため運休 物流への影響ひろがる
同区間、旅客列車も終日運休です。
九州・中国地方ではトラックによる代行輸送を実施中
JR奥羽本線を行く貨物列車(画像:写真AC)。
九州・中国地方に続き、2023年7月15日(土)から東北地方の日本海側で降り続いた大雨の影響により、JR奥羽本線・羽越本線では一部区間で貨物列車が運休となっています。
区間は秋田貨物駅を挟み、山形県酒田市の酒田駅から秋田県大館市の大館駅までです。JR貨物によると、運転再開の見込みは立っていません。なお旅客列車についても、同区間では終日運転を見合わせます。
一方JR山陽本線でも、宇部〜北九州貨物ターミナル間の貨物列車は依然 運休しています。運転再開にはあと1週間程度を要す見込みです。14日(金)からは、広島貨物ターミナル・新南陽〜北九州貨物ターミナル・福岡貨物ターミナル間および宇部〜下関間で、トラックによる代行輸送が行われています。輸送力は、例えば広島貨物ターミナル〜北九州貨物ターミナル間では、12フィートコンテナ(長さ3.6m×幅2.2m×高さ2.2m)約100個/片道です。
JR貨物は貨物輸送に大幅な遅延が発生しているとし、「ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。なお運転再開した区間においても、一部貨物列車に運休が発生する可能性があります」としています。