本格無糖紅茶「午後の紅茶 TEA SELECTION アールグレイアイスティー」期間限定発売、夏のアイスティー訴求 レギュラー3品でも/キリンビバレッジ

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キリンビバレッジは7月11日、紅茶飲料売り上げ本数ナンバーワンブランド「キリン 午後の紅茶」から、「キリン 午後の紅茶 TEA SELECTION(ティーセレクション) アールグレイアイスティー」を期間限定で発売する。500mlPET/170円税別。

「TEA SELECTION」シリーズは、「“おいしい”紅茶で『上質な休息時間』を楽しんでもらいたい」という思いで厳選した茶葉をブレンドした新シリーズという。シリーズ第1弾となる「キリン 午後の紅茶 TEA SELECTION アールグレイアイスティー」は、3種類のスリランカ産茶葉を使用し、爽やかな柑橘の香りと豊かな紅茶の味わいが楽しめる無糖のアイスティーとなった。

紅茶飲料は、甘さのあるものやフルーツティーなどが人気となっているが、なぜ「午後の紅茶」は、嗜好性の高い無糖アイスティーの提案をしたのか。商品の開発背景などをキリンビバレッジ社マーケティング部の内藤礼さんにきいた。

キリンビバレッジ社マーケティング部 内藤礼さん

−−「午後の紅茶 TEA SELECTION」開発の狙いは。

紅茶飲料は、昨年も前年実績を上回って推移しているが、一時期のような大きな伸長にはなっていない。いま市場に出ている紅茶飲料は、当社も含めてフルーツティーなどが数多く展開され、そもそもの紅茶の魅力から少し離れたところの商品が増えている。われわれは、紅茶飲料を嗜好品としてしっかり認識してもらうことが重要だと考え、新シリーズを開発した。

−−「TEA SELECTION」シリーズを通じて、何の達成を目指すのか。

「午後の紅茶」は、ずっと品質にこだわり、紅茶本来の味わいやおいしさを追求してきた。一方で、紅茶飲料カテゴリーはお客様の中で“薄くて甘い”イメージがあった。

ただ、現在ではちょっとした自分へのご褒美や、ちょっといいものを楽しみたいというニーズが高まっている。その時に、従来通りの活動では、紅茶になかなか価値が蓄積されていかないという問題意識があった。紅茶本来のおいしさをお客様に知ってもらい、体験していただくことを考え、無糖で茶葉のブレンドやフレーバーにこだわった「キリン 午後の紅茶 TEA SELECTION アールグレイアイスティー」を発売することにした。夏に紅茶の本質的なおいしさを味わっていただき、紅茶カテゴリーそのものの価値を上げていきたい。

−−「午後の紅茶 TEA SELECTION アールグレイアイスティー」の中味・パッケージについて。

しっかりした香りや味わいながら、後に抜ける清涼感のある余韻が特徴。すっきりしていて夏に飲んでいただきやすい本格的な無糖のアイスティーだ。

パッケージは、薄い水色で、清涼飲料ではあまりみかけない少し曖昧で落ち着いたトーンの色あいを採用した。お客様や営業現場からの声を聞くと、好評を得ている。

−−2023年の夏は、「午後の紅茶」全体でアイスティーを強化している。そのねらいは。

今年は、夏のアイスティー訴求を「午後の紅茶」ブランド全体で取り組み、アイスティーの提案の幅を広げている。レギュラー3品の「午後の紅茶 ストレート」「同 ミルクティー」「同 レモンティー」は、茶葉にこだわり、手淹れと同じ工程でつくられた「キリン 午後の紅茶」の本格的なおいしさをお伝えし、暑い夏にアイスティーとして楽しんでもらいたい。

新商品の「キリン 午後の紅茶 TEA SELECTION アールグレイアイスティー」は、ちょびちょび飲みながら、ゆっくりと自分の時間、いわば“上質な休息”を楽しんでもらうねらいだ。

お客様からの声を聞くと、自宅にお客さんが夏に来た時、アイスティーを出される方が多いという。ただ、アイスティーは濁りやすいので、作って用意するのが大変という意見が多い。「午後の紅茶」ならば、冷蔵庫から出して氷にそのまま注ぐだけで、味わいも見た目も、お客さんに十分出せるアイスティーになる。ストックしておけば、“おかわり”にもすぐ対応できる。自分で飲むだけでなく、ちょっと特別な場面でも対応できる商品だと考えている。

−−今後の目標は。

「午後の紅茶」は、紅茶文化を作ることを目指している。本格的な嗜好の紅茶飲料の活動に関して、紅茶飲料でトップシェアの当社が先陣切って取り組んで実績を作れば、他の紅茶飲料もついてきてくれると思う。それにより、紅茶本来のおいしさを多くの人に知っていただき、もっとカテゴリー全体を活性化していきたい。

本格無糖紅茶「午後の紅茶 TEA SELECTION アールグレイアイスティー」期間限定発売