老後資金はいくら備えておけばいいのか、漠然とした不安を抱える人は多いもの。5年前に賃貸の平屋一戸建てに引っ越したという、43歳会社員のまいこさんは、無理せずマイペースに節約をしているそう。

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、そんなまいこさんの節約の工夫を紹介。同書の記事を抜粋し、まいこさんの節約しながらも趣味を楽しむ暮らしを紹介します。

【写真】飾るだけでおしゃれ!手づくりスワッグ

43歳、平屋でのゆる節約ライフ。自炊や手づくりも楽しんで

「ストイックな節約は続けられないので、できる範囲でルールを決め、楽しみながら実践しています」というまいこさんは、付近の相場よりも家賃が安い、築年数の古い物件で住居費をセーブ。さらに、手づくりを楽しみながらローコストな暮らしを実践しています。

●安く手に入る食材で自炊

「近所に農家さんの直売所があって新鮮な野菜がどれも100円。自宅菜園をしている人も多いので採れたものをいただく機会も多いんです」。

肉類はスーパーの特売品を多めに買って冷凍。週1回おかずをつくりおきして、弁当持参&自炊で乗りきります。

会社の同僚や友人とは自宅でくつろぐことも多いそう。「地元の梅林で採れた立派な青梅が手に入ったので梅酒を仕込みました」

●インテリアも手づくりで

もともとは花屋さんで買っていたというスワッグも、庭に生えるユーカリとローズマリーの枝で自作。「放っておくと伸び放題になるので(笑)、剪定のタイミングで毎年つくっています。友人へのプレゼントにしても喜ばれます」

<スワッグのつくり方>

枝の長さをそろえ、麻ひもを巻く位置の葉を除いておく。小さめのスワッグなら5〜6本、ボリュームを出すなら10本以上で。

麻ひもで枝を束ね、巻き終わりのひもの片側を長めに残してかたく結ぶ。つるして1週間ほど乾燥させ、ひもが緩くなったら再度巻き直して完成。

発売中の『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。