前走の春雷Sを制したマッドクール(ユーザー提供:mailaさん)

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 CBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)ではなぜか4歳馬が苦戦している。勝ったのは11年のダッシャーゴーゴーが最後。13年以降の近10回に限れば[0-1-1-17]と未勝利に終わっている。同じく13年以降に絞り、夏の芝スプリント重賞での4歳馬成績を見ると、函館スプリントSが[3-2-4-17]、北九州記念が[2-2-4-15]、キーンランドCが[3-4-3-23]だから、いずれも好成績の部類。それだけにCBC賞での不振が解せないが、結果が出ていないことは確かだ。

 ただ、今年の4歳馬は近年最強の布陣といえる。エース格は前走の春雷Sを制するなど、芝スプリント戦で5戦4勝と底を見せていないマッドクール(牡4、栗東・池添学厩舎)。これに続くのが鞍馬Sを制したエイシンスポッター(牡4、栗東・吉村圭司厩舎)の2頭。さらに昨年覇者テイエムスパーダ(牝4、栗東・木原一良厩舎)、ジャスパークローネ(牡4、栗東・森秀行厩舎)はともにテンが速く、展開を占う上で無視できない存在となる。

 データ通りに消すか、それとも12年ぶりの4歳馬Vを信じるか。この取捨選択が馬券のカギを握る一戦になりそうだ。