老後資金はいくら備えておけばいいのか、漠然とした不安を抱える人は多いもの。48歳でひとり暮らしのトモさんは、3年前にがんの手術をしたことを機に、老後資金を増やしたいと考えるように。「働かなくてもいい暮らし」を目標に生活費を無理なく抑え、趣味を満喫しながら暮らしています。

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、トモさんの節約の工夫を紹介。同書の記事を抜粋し、トモさんの無理のない節約暮らしの季節のルーティンを紹介します。

【写真】片づけ祭りで捨てたもの

48歳ひとり暮らしの「季節のルーティン」

日々のルーティンだけでなく、年間でもやるべきことを決めています。夏の暑さ、冬の寒さに負けずに冷暖房費をカットする工夫も。

●年に2回の片づけ祭りですっきりキープ

近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』を読んで以来、家の中の不要なもの手放す「片づけ祭り」を実施するように。

「何年も続けるうちにだんだん捨てるものの量が減ってきました。身の回りが“ときめく”ものだけになると家がますます好きになるし、ムダな買い物もなくなります」

●季節に合わせて過ごす部屋をチェンジ

「冷暖房費の節約のため、夏は、北向きの寝室を生活の拠点に。家具の配置を替えて、座椅子やローテーブルを置いてくつろぎスペースをつくっています」。

秋から春にかけては、日当たりのいいリビングで過ごします。

●季節で髪型を決めて美容院は最小限に

「美容院でプロにおまかせするのは半年に1回のサイクルに」とルール化。白髪染めはホームカラーで、前髪はセルフカット、すきバサミで全体の毛量を自分で整えることもあるそう。「いつも春先にばっさりボブにしています。初夏から秋口まではまとめ髪にするので、伸びても気になりません」

●部屋着の工夫で光熱費を節約

部屋着の工夫で、冷暖房費も大幅にカットできます。「夏は麻など涼しい素材の服に、保冷剤を包んだ手ぬぐいを首に巻いています」

冬は、ダウンジャケットやアウトドアメーカーのひざかけ、ふるさと納税でゲットした湯たんぽ式の室内履きで徹底防寒」

発売中の『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。