昨年の淀短距離Sを制したスマートクラージュ(ユーザー提供:ゆ。さん)

写真拡大

 ディープインパクト産駒は芝スプリント重賞を9勝しているが、複数の勝利を挙げているレースはCBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)しかない。これまでに延べ13頭が挑み、15年ウリウリ、17年シャイニングレイ、18年アレスバローズで3勝。また、アレスバローズは翌19年にも7番人気で2着に健闘している。1番人気に推された馬が1頭もいない中での好成績だから、レース相性は◎といえるだろう。

 今年はスマートクラージュ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)とストーンリッジ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)の2頭が登録している。スマートクラージュは昨年1月に今回と同舞台の淀短距離Sを制覇。その後は一進一退ながら、3走前の京阪杯で3着に健闘するなど、重賞でも通用する力を見せている。立ち回り一つで上位争いになっていい。

 一方のストーンリッジは3年前のNHKマイルC12着以来、3年2カ月ぶりの重賞挑戦となる。オープンではワンパンチ足りない印象だが、中京芝ではともに3勝クラスの1400mで15番人気3着、4番人気2着の好成績。ボレアス、カミノタサハラ、ヨーホーレイクに続き、全きょうだい4頭目の重賞制覇があっても不思議はない。

 4歳馬が上位人気に推されそうな一戦だが、穴党はディープインパクト産駒の6歳2頭から目が離せない。