チャンピオンズリーグ初戦、対オリンピッック・リヨン戦での完敗でメディアから非難の集中砲火を浴びているレアル・マドリーだが、バルセロナのジャンルカ・ザンブロッタがファビオ・カペッロ監督とDFファビオ・カンナバーロを擁護した。

「カペッロにとっても、カンナバーロにとっても残念な結果となったことは事実。でも、あの敗戦はカンナバーロやカペッロだけの責任じゃない。敗北というものはチーム全員の責任だ。たった1試合に負けただけだし、何てことはない。バルセロナやACミランといったチームにも起こりうること。カペッロにとってこの敗北が大きな問題になるとは思っていない」。

特に、オリンピック・リヨン戦ではユベントス時代やイタリア代表でのプレーから想像できないミスを連発し、戦犯扱いを受けているカンナバーロについても、「誰にだって不運な日というものはある」とコメント。チームメイトからライバルへと関係は変わったが、カンナバーロの実力を認めるザンブロッタは元チームメイトをかばっている。

また、バルセロナでの自身のポジション争いについても触れたザンブロッタは、「バルセロナへの移籍を決めた時から、そう簡単にレギュラーの座を獲れるとは思っていなかった。僕のポジションである右SBにはベレッチがいるし、それはテュラムにも言えること。プジョールやマルケスとポジション争いをしなきゃいけないんだからね。バルセロナにはどのポジションにもレギュラークラスの選手が揃っているし、これは監督にとって大きなメリットだ。実際、多くの試合をこなしていかなきゃならないわけだから」とし、レギュラー獲りへの意欲を見せている。

イタリアからスペインへと活躍の場を移した元ユベントスの選手たち。彼らの活躍でリーガもさらに盛り上がるに違いない。今後の活躍に期待したいところだ。