井上尚弥【写真:高橋学】

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モーリス・イースト氏が持論

 ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)と7月25日に東京・有明アリーナで対戦する。フィリピン人の元世界王者は「フルトンが勝利する」と予想している。

 元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr.氏の父メイウェザーSr.と叔父ジェフ・メイウェザー氏の公式YouTubeチャンネル「ザ・メイウェザー・チャンネル」は「ナオヤ・イノウエ VS スティーブン・フルトン戦をプロが予想!」とのタイトルでボクサーらに勝敗予想を聞く動画を公開。その中に、元WBA世界スーパーライト級王者モーリス・イースト氏が登場し、「フルトンが勝つ」と断言した。

 イースト氏は1992年に東京の日本武道館で、当時王者だった平仲明信氏をTKOで破って王座獲得したサウスポー。フルトン有利と予想した理由を聞かれると「彼の方がナチュラルに体がデカいからね。イノウエは階級を上げて1試合目だから」と明快な理由で、階級における経験と体格差を指摘した。

 その一方で、元K-1戦士で現在はトレーナーを務めるデューウィー・クーパー氏は井上有利と予想。プロボクシングでも18勝(10KO)、3敗、3分の戦績を持つクーパー氏は「予想が難しい試合だ」と頭を悩ませつつ、「イノウエのパワーを信じる」「見ていてワクワクするし、ファンタスティックな仕留め屋だ」と語った。各方面で起こる予想合戦は注目度の裏返し。決戦は今日からちょうど、1か月後だ。

(THE ANSWER編集部)