昨年のマーメイドSを制したウインマイティー(ユーザー提供:もじゃおぅさん)

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 ウインマイティー(牝6、栗東・西園正都厩舎)がマーメイドステークス(3歳上・GIII・芝2000m)でレース史上初の連覇を狙う。

 今年で28回目を迎えるマーメイドSだが、前年の覇者が参戦したことは僅かに3回しかない。その結果は99年ランフォザドリームが5着(4番人気)、07年ソリッドプラチナムが3着(6番人気)、そして20年サラスが14着(8番人気)。いずれも連覇はならなかった。

 ウインマイティーは3歳時に忘れな草賞を制し、オークスでも3着と、牝馬3冠戦線を盛り上げた。3歳秋以降は長く低迷していたが、調教メニューを工夫するなどの試行錯誤が実り、ようやく復調。昨年のマーメイドSで待望の重賞初制覇を果たした。その後も京都大賞典が3着、有馬記念が6着と牡馬相手に健闘。年明け初戦の京都記念もスムーズさを欠きながら6着だから、6歳を迎えても大きな衰えはない。

 今回は五十嵐忠男厩舎の解散によって、西園正都厩舎への転厩初戦となる。これまで中8週以上では[0-0-1-5]と苦戦傾向なので、4カ月ぶりとなる点は気掛かりだが、そこは地力でカバー。宝塚記念を2連覇、阪神大賞典を3連覇した父ゴールドシップの産駒らしい、エポックメーキングな連覇を期待したい。