SilverStoneは、オールインワン水冷CPUクーラーの新モデル「IceMyst」シリーズを展示していた。この製品の特徴は、水冷でありながらも、必要に応じて、空冷を強化できるということ。ブースでは、7つものファンを追加して、まるで大輪の花のようになったシステムを展示していた。年内発売の予定だという。

ブースでの展示。これは一体どういうこと……

IceMystシリーズは、ARGB LEDを搭載する鮮やかなオールインワン水冷CPUクーラー。ラジエータのバリエーションは、24cm、28cm、36cmに加え、ハイエンド向けには42cmの大型モデルまで用意する。

ラインナップ。今後は42cmモデルも増えるかもしれない

面白いのは、水冷ブロックの部分だ。標準ではごく普通の状態なのだが、トップカバーを開けるとコネクタが付いており、これを利用し、オプションの7cmファン「IMF70」を追加することができる。これにより、CPUだけでなく、周辺のVRMやメモリなども冷却できるというわけだ。

これは標準状態の水冷ブロック。すごく普通だ

CPUだけを水冷化すると、周辺の冷却が弱くなるという問題があり、それに対応するために、水冷ブロックにファンを搭載する製品も存在するほど。IceMystがユニークなのは、そのファンを何段も重ねて、自由に追加できるということだ。ファンの位置は調整できるので、冷却を強化したい方向に置くような使い方が可能だろう。

IMF70の上下にはコネクタがあり、ファンを追加していける

ファンの位置は可変。これはブース担当者がお気に入りという配置だ

何段でも載せられるということだが、ケース幅で限界が来そう