函館スプリントSの過去10回枠順データ(c)netkeiba.com

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 6月11日(日)に行われる函館スプリントステークス(3歳上・GIII・芝1200m)について過去データから検証していく。なお今回は、競走除外馬が多数出た19年、札幌開催となった21年を除外し、11年~18年・20年・22年の過去10回をもとにデータを抽出した。

 枠別では最多となる6回の馬券絡みが3枠、一方で7枠は2回のみで最少となっている。

 過去10回の枠順別成績は以下の通り。

【1枠】1-1-3-11/16 勝率6.3% 複勝率31.3%
【2枠】2-1-0-13/16 勝率12.5% 複勝率18.8%
【3枠】2-3-1-11/17 勝率11.8% 複勝率35.3%
【4枠】1-0-2-15/18 勝率5.6% 複勝率16.7%
【5枠】1-1-1-16/19 勝率5.3% 複勝率15.8%
【6枠】1-2-1-16/20 勝率5.0% 複勝率20.0%
【7枠】1-0-1-18/20 勝率5.0% 複勝率10.0%
【8枠】1-2-1-16/20 勝率5.0% 複勝率20.0%

 全ての枠から勝ち馬が出ているように、極端な有利不利は無い印象。内外で比較しても1~4枠が【6-5-6-50】、5~8枠が【4-5-4-66】で、やや内が有利な程度だ。

 人気薄に関しても同様。6番人気以下の馬に絞ると1~4枠が【1-0-3-32】、5~8枠が【2-5-2-51】で、一見すると外のほうが好走馬が多いように感じるが、外枠は母数が多いので勝率、複勝率で見ると大差ない。

 函館スプリントSは、枠順の有利不利にはとらわれず、実力や脚質などから予想を組み立てるのが良さそうだ。