函館SSに出走予定のブトンドール(C)netkeiba.com

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 池添謙一騎手がブトンドール(牝3、栗東・池添学厩舎)で函館スプリントステークス(3歳上・GIII・芝1200m)の5年ぶり5勝目を狙う。

 池添騎手はこれまで函館スプリントSに15回騎乗している。04年と05年にシーイズトウショウで連覇。さらに11年にカレンチャン、18年にはセイウンコウセイで制し、歴代トップの4勝を挙げている。

 今年は弟・学師の管理するブトンドールで参戦する。前走の桜花賞で初めてコンビを組み、中団前から流れ込む形の9着。ただ、守備範囲外の1600mだったことを考慮すれば、決して悪い内容ではなかった。その後はリフレッシュ放牧を挟み、ここ目標に調整されている。函館芝1200mは函館2歳Sなど2戦2勝のベスト舞台。さらには1週前の坂路で4F52.9、ラスト1F11.3の超好時計をマークしたように、出来も文句なしだ。

 池添兄弟のタッグは21年スプリングSのヴィクティファルス、22年青葉賞のプラダリアと、2年連続で重賞制覇中。5月28日に行われた目黒記念のプラダリアは惜しくも5着だったが、ここで3年連続のタイトル奪取といきたい。