待望の復帰戦を迎えるサトノブラーヴ(21年4月撮影、ユーザー提供:mailaさん)

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 土曜東京7Rの3歳上1勝クラス(芝1400m)はサトノブラーヴ(セ5、美浦・堀宣行厩舎)の地力駆けを期待したい。

 衝撃的だったのは前々走の初陣だ。上がり3Fが12.0-11.4-11.2という前有利の流れを、後方から鮮やかな差し切り勝ち。勝ち時計は水準レベルでも、その末脚の破壊力は重賞級と思わせた。続くニュージーランドTは序盤から行きたがり、早々と息切れして最下位の16着に終わったが、競馬になっていなかったので参考外。この一戦で評価を落とす必要はない。

 今回は2年2カ月ぶりの実戦となるが、そこは休み明けでもきっちり仕上げる傾向の堀厩舎だから、不安よりも期待が大きい。レーン騎手を乗せてきたのも自信の表れ。仮に八分の力しか出せなかったとしても、1勝クラスならあっさりまであっていい。