<動意株・24日>(前引け)=ブイキューブ、ピアズ、岩崎通

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 ブイキューブ<3681.T>=大幅高。23日の取引終了後、ビデオ通話・ライブ配信用のSDK(ソフトウェア開発キット)「Agora」を、国内最大級のメタバースプラットフォームである「cluster」を運営するクラスター(東京都品川区)に提供したと発表した。事業への好影響を期待した買いが集まったようだ。
clusterにおいてユーザーに画面共有機能を提供するうえで、10万人規模でも低遅延で動画の送信が可能であり、実装も短時間・低コストで完了できるAgoraの利点が導入の決め手となったという。

 ピアズ<7066.T>=動意。同社はデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用したオンライン接客サービスなどに傾注しているが、23日取引終了後、ChatGPT、人工知能(AI)、量子技術を活用するクリエイティブ集団KandaQuantum(東京都千代田区)と資本・業務提携することを発表、これが新たに株価を刺激する材料となった。ピアズが手掛けている各事業へのChatGPTを始めとするAI活用などに関する提携としており、今後の業務効率化や業容拡大に対する期待が投資資金を呼び込んでいる。

 岩崎通信機<6704.T>=年初来高値を更新。23日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、最終利益を5億円から13億円(前期11億8100万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。同日付で100%子会社groxiの全株式を6月30日をメドにエレコム<6750.T>へ譲渡すると発表しており、これに伴い関係会社株式売却益約8億円を特別利益として計上することなどが要因としている。groxiが連結対象から外れることにより、売上高は236億円から221億円(前期比3.5%減)へ下方修正したが、営業利益は影響は軽微として5億円(前期9億8300万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS