Twitterからの乗り換え先有力候補として注目されているSNS「Bluesky」でGIGAZINEの新着ニュース配信を始めたので、ニュース配信を始めるまでの経緯をまとめてみました。「リンクカード付き投稿の自動投稿」を試みている人にとって役立つ情報もあります。

@gigazine.net - Bluesky

https://bsky.app/profile/gigazine.net



Blueskyは「ユーザーのデータをユーザー自身で管理可能にする」という目標を掲げて開発されている分散型SNSです。2023年4月にTwitterのアイコンが柴犬に変更された際にはBlueskyのiOS版アプリ公開を報じた記事の閲覧数が爆増し、Twitterの行く末に不安を抱くGIGAZINE読者たちから移行先として期待されていることが分かっていました。

あまりにもBlueskyへの注目度が高いためGIGAZINEもBlueskyアカウントを作成しようとしたのですが、Blueskyのアカウント作成には招待コードが必須で、ウェイトリストに登録しても招待コードがまったく送られてこずレビューできない状態が続いていました。そこでAndroid版アプリの公開を報じた記事の中で読者に「招待コードをください!」と呼びかけたところ、複数の読者が招待コードを送付してくれ、無事にアカウントを作成することができました。Blueskyのアカウント作成手順や使い心地は以下の記事に詳しくまとめています。

「Bluesky」のアカウント作成手順&実際に使ってみるとこんな感じレビュー、Twitterに激似なので乗り換え・引っ越し先としてかなりアリ - GIGAZINE



実際にBlueskyを使ってみた結果、外観や使い心地がTwitterにかなり似ており、Twitterからの移行先としてかなりオススメできることが判明。さらに、投稿中にリンクやリンクカードを埋め込めることも明らかになったため、TwitterやFacebookの公式アカウントと同様に「GIGAZINEの新着ニュースの即時配信」を行うことにしました。



長年続いているTwitterでの新着ニュース配信はこんな感じ。投稿内に「記事のタイトル」と「記事の冒頭部分を含むリンクカード」を表示しています。Twitterは投稿にURLを含めると自動的にリンクカードを生成してくれるため、新着ニュース配信の実装はかなり楽です。



しかし、Blueskyでは単純に記事タイトル&URLを自動投稿するだけではリンクカードを生成してくれませんでした。



試行錯誤してもうまくリンクカードを生成できず困り果てていたところ、「BlueskyのAT Protocolでリンクカード付きのpostを投稿する方法」と題された記事を発見。

BlueskyのAT Protocolでリンクカード付きのpostを投稿する方法

https://zenn.dev/ryo_kawamata/articles/8d1966f6bb0a82



記事によると、以下の手順で処理を進めれば投稿にリンクカードを含められるとのこと。

1.リンクカードに掲載するURLのOGPを取得

2.OGP記載のOG ImageのURLから画像をダウンロード

3.BlueskyのPDSに画像をアップロードして参照リンクを取得

4.参照リンクを使ってリンクカード付きのpostを投稿


記事の内容に沿って実装した結果、以下のように「記事のタイトル」と「記事の冒頭部分を含むリンクカード」を含んだ投稿を作成できるようになりました。



そして、完成した自動投稿システムをGIGAZINE公式アカウントに適用し、2023年5月17日から新着ニュースの即時配信を始めることができた、という流れです。



◆GIGAZINEアカウントの探し方

iOSユーザーは以下のリンクをタップするとBlueskyアプリがGIGAZINE公式アカウントを開いた状態で起動します。

@gigazine.net - Bluesky

https://bsky.app/profile/gigazine.net



Androidユーザーの場合はリンクをタップしてもBlueskyアプリが起動しないので、ユーザー検索画面で「GIGAZINE」と検索してください。



なお、GIGAZINE編集部ではせっせと編集部員用にBlueskyの招待コードを発行して増殖させており、最終的にはGIGAZINE読者向けに招待コードを送ることができるようにする予定です。乞うご期待。