大人を満たす焼き鳥の名店など!目黒で本当に使えるお店4選
グルメな大人が集う街、目黒。どんな飲み会のシチュエーションにも、最適な名店が揃っている。
とことん飲みたい友人と、今夜は焼き鳥気分の日に、愛犬を連れて、美容を気遣う相手と…使えるお店が勢ぞろい!
1.酒豪が3人以上そろったら……
『SIBAFU』で財布を気にせず酒を飲む!
白壁と無垢の木柱が目印の外観
仲間とよく話したい日はよく酔いたい日でもある。
そんな時は、目黒でも酒が安いと評判のこの店で、気兼ねなく飲んで、語って、寛げばいい。
飲兵衛にとってグラスが空なのに次を注文しづらいことほど寂しいことはない。
特に酒豪ばかりが集まって、お互いに心なしか遠慮し合うなんてのは、大人にはナンセンスだ。
この街で、そういう相手とざっくばらんに語りながら、とことん飲める店がダイニングバーの『SIBAFU』である。
ピアノがあり、さまざまな種類の椅子が並ぶリビングのような空間。仲間と訪れるなら左側のローテーブルがおすすめ
白壁のカフェのような店に入ると、そこはレコードや本が並ぶ男の趣味部屋的な空間。
メニューを開けば酒の大半が一杯500円〜650円で一品料理も同額。
良心価格に何回も乾杯してしまう。ボトルビールは「コロナ」の他に「ヒューガルデン」や「ギネス」(ともに748円)があり、生ビールは「KIRIN 一番搾り」550円。ウイスキーは「ジャックダニエル」「響」「ワイルド ターキー」などがありすべて1,100円前後
特に嬉しいのが「マッカラン」がグラスで1,100円で、「モエ・エ・シャンドン」のボトルが9,130円と、安定のブランドも破格なこと。
いい酒も気楽に飲めて、いつになく会話も弾むだろう。
写真はすべてが418円。右から時計回りに「ミックスナッツ」「自家製チキンレバーペースト」「オリーブのマリネ」「自家製レーズンバター」。マイルドで食べやすいレバーパテやレーズンバターに添えたパンまで店内手作り。他にも肉のメインディッシュからパスタまで、常時60種以上のフードがそろう
“海外のホームパーティー”をテーマにかまえた店だから、居心地も価格もすべてがカジュアル。客層は20代から70代まで幅広く、誰もが話しにきている雰囲気である。
まるで学生時代に経験した懐かしい時間のようで、でも酒は大人のセレクトで空気感も落ち着いている。
客層のいい目黒だから、単価が安くてもそんな至福の会が叶えられるのだ。
■店舗概要
店名:SIBAFU
住所:目黒区下目黒1-7-5 バーナードハウス 1F
TEL:03-6321-6315
営業時間:17:00〜(L.O.22:00)
定休日:火曜
席数:テーブル22席、カウンター4席
2.グルメな健啖家と会食するなら……
『鳥焼 笹や』の高レベルな焼き鳥で満腹に
シンプルなカウンターで居心地のいい店内。入口近くのテーブル席を含めた全25席分のすべてを、笹谷さんひとりで焼いているというから神業だ
舌が肥えていて、たくさん食べる相手との会食は、店選びから難しい。
焼き鳥激戦区である目黒なら食べ応えがあり、かつ美味しい店も見つけられる。
◆
食い道楽なら焼き鳥の名店『鳥よし』の系譜を継ぐ店が目黒に3軒あると知っているだろう。
そのうちの1軒が、笹谷政文さんが開いた『鳥焼 笹や』だ。
大きなうちわを使って空気を送り、熱をコントロールする笹谷さん。職人歴30年にして、今もなお、進化を続ける。カウンターは近隣で働く常連が多く、多い人で20本近く食べるとか
笹谷さんは『鳥しき』の池川義輝さんの兄弟子にあたり、この道30年。
実は元会社員で、その頃通っていた焼き鳥の店主に憧れて修業を始めた。『鳥よし』で10年以上腕を磨いた後、2005年に独立。
師匠たちのように、仕事終わりの人々の舌を技で喜ばせている。
檜のカウンターの目の前に、新鮮な肉がずらりと並ぶ。
「鳥焼」の名も納得の肉々しさに満たされる
きんかんと卵管の間にレバーを一片挟むのが笹谷さん流。大きく濃厚な卵黄が口内を満たす。
「ちょうちん」495円。
バリっとした皮とジューシーな肉のバランスがいい「手羽」440円。
塩で食べる分、皮の香ばしさがより伝わる。
ももの付け根の「そり」(385円)は1羽からふたつしかとれない希少部位。最初強めで後からじっくり火を通し、肉汁を閉じ込めている。ぶりっとした厚い皮と弾力のある身をかむと旨みがにじみ出す
使用するのは福島の伊達鶏。「レバー」は弱火でとろとろに、「手羽」は皮と身のコントラストを明瞭に、部位ごとの火入れは円熟の域だ。
そんなハイレベルなコースはストップ制。満腹になるまで食べても、店主の良心で会計はひとり1万円ほどである。
欲深い、手強き相手を満たす店も、目黒にはちゃんと存在するのだ。
■店舗概要
店名:鳥焼 笹や
住所:目黒区目黒1-24-6 室井ビル 1F
TEL:03-5719-7627
営業時間:17:30〜(L.O.22:30)
定休日:日曜
席数:テーブル15席、カウンター10席
3.愛犬と一緒に外食を楽しむなら……
『焼肉ぽんが』でA5の肉を分かち合う!
手前の半テラスにて愛犬との同伴が可能。犬のサイズは問わない。スペースに余裕があれば犬用バギーも入れられる
ペット同伴で入れる店が多いのも目黒の特徴。
中でもこの街の懐の深さを表すのは、愛犬と一緒に楽しめる駅前の焼肉店である。
◆
『焼肉ぽんが』は目黒で生まれた人気店。
韓国にルーツをもつオーナーが始めた店で、店名の“ぽんが”とは韓国語で「本家」を意味する。
ワンコ用の肉も通常サイズ(価格も同じ)で提供されるので、焼いた後に店が用意するハサミでカットしてあげるとワンコが食べやすい。水を入れたボウルも提供してもらえる
目黒本店は店頭にテラス席があり、そこはこの界隈の愛犬家なら知っているペット同伴可能な場所。
店長によると、なんと1日5〜6匹のワンコが来店するという。
ワンコ用のメニューがある訳ではなく、人間が頼む肉と同じものを味付けなしで提供する。
つまり同店が取り扱う特選黒毛和牛であり、それを飼い主が焼いてワンコ用の皿に盛る。
店のベストセラー「たたみネギタン塩」2,000円。ネギが主役でタンが脇役かと疑うほど、たっぷりのネギに驚かされる
人間の必食はロングセラーの「たたみネギタン塩」だ。
タンにネギをぎっしりのせ、畳んで両面を焼くスタイルで、蒸し焼きとなったネギはジューシーかつふわふわ食感。
前菜の一番人気は、「ウニのせ肉軍艦」2貫 2,200円。黒毛和牛とウニ、それぞれのほのかな甘みが相乗効果を生む
焼肉を堪能しつつ、隣客と愛犬トークで盛り上がる社交場的一面もあり。
旨い肉に味をしめたワンコが散歩の度にここで立ち止まるようになるのはあしからず。
■店舗概要
店名:焼肉ぽんが
住所:品川区上大崎2-17-5 デルダンビル 1F/B1F
TEL:050-5811-5700
営業時間:【月〜土】16:00〜(L.O.23:00)
【日・祝】16:00〜(L.O.22:30)
定休日:無休
席数:テーブル54席
4.美と健康を気遣う相手となら……
『aizbar』で野菜をアテにワインで乾杯!
カウンターには常に花が生けられ、この日はカサブランカ。江藤さんがひとりで店をまかなっているので、初見はコースがおすすめ
ビジネスパーソンにとって多種の野菜を取ることはなかなか難しい。
そんな野菜を渇望している相手を誘うに最適なワインバーも、目黒にはある。
◆
店の窓越しに見えるのは棚にずらりと並ぶワインボトル。
カウンター8席だけの『aizbar』は、アメリカワインと野菜たっぷりの料理を楽しめる店だ。
カリフォルニア、オレゴン、ワシントンのワインをそろえ、グラスで20種類以上。メニュー以外のワインも多数用意し、通好みのプレミアムなボトルも随時入れている。グラス 1,100円〜
店主の江藤 愛さんは、元はレストランのマネージャーをしていたが、「もっとお客さんと近い距離感で接客をしたい」と独立開業。
3ヶ月かけてワイナリーを巡るほど好きだったカリフォルニアワインを豊富にそろえ、グラスでも20種以上を提供する。
料理はアラカルトとコースがあり、常連は野菜目当てにここへ集まる。
季節の野菜をそれぞれに調理して提供する「本日の彩り野菜と鮮魚のサラダ仕立て」。この日の魚は昆布締めのカマスと皮を炙ったイサキ。2,200円(「お野菜たっぷりコース」(4,950円)にも含まれる)
特に好評なのが「本日の彩り野菜と鮮魚のサラダ仕立て」。
30種以上の野菜が盛られたお皿はブーケのような美しさで、よく女性客から歓声が上がるとか。
そんなサラダに合うのはカリフォルニアの柔らかなシャルドネ。
トマトとあさりのお出汁で炊いた「たっぷり大葉のトマトソースリゾット」。チーズも入りピノ・ノワールが合う。1,760円
滋味深い野菜に豊かな大地のワインを飲めば、明日へのパワーチャージは万全だ。
■店舗概要
店名:aizbar
住所:品川区上大崎2-26-5 メグロードビル 2F
TEL:03-5434-0117
営業時間:18:00〜(L.O.22:00)
定休日:日曜、祝日、不定休
席数:カウンター8席
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