時短調理で活躍!プロが勧める本当に使える「調理家電」【春の買って正解モノ】

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【春の買って正解モノ】

料理の煩わしさを解決してくれる「調理家電」。ここではワンボタンで完結する簡単な操作性、マルチに活躍する汎用性の高さ、豊富なインプットメニューなど便利機能とともに人気モデルを紹介する。

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「世帯人数が減っていることもあり、コンパクトな1〜2人用家電が充実してきました。鍋、ホットプレートなど、卓上で調理できて、お皿の代わりになり、洗うのも簡単という、忙しい方向けの家電が人気です」と家電プロレビュアーの石井和美さんが話すように、生活スタイルが多様化、変化したことで家電に求められる機能も日々変遷を見せている。

そのなかでも、「時短」というキーワードは変わらず需要がある様子。調理家電でも、調理時間を別の家事や仕事に当てられる「ほったらかし調理」ができるモデルには根強い人気があるようだ。

「シャープのホットクック、パナソニックのオートクッカーなど、食材を入れてボタンを押すだけで料理が完成する電気調理鍋はオススメの時短家電。さらに、付属のレシピやメニューが充実しているモデルなら、料理初心者はもちろん、献立を決めるところまで短時間で終わらせたい、という方にもぴったりですね」

家電プロレビュアー 石井和美さん
ライター、コメンテーター。家電をレビューするための「家電ラボ」を開設。小物家電から冷蔵庫、洗濯機などの大型家電までテストを行っており、WEBや雑誌、テレビなどで発信

 

Q. 毎日料理するのも献立を考えるのも大変です。本当にラクできる調理家電を教えて!

A. 電気調理鍋ならアプリで食材などから検索でき、サッと探せるとメニューで悩むことも減るはず。また、時短調理という意味では、惣菜も手軽に美味しくできるトースターもオススメです(石井さん)

■火加減の難しい無水調理も放っておくだけ

シャープ
「水なし自動調理鍋 ヘルシオ ホットクック KN-HW24G」(実勢価格:6万5000円前後)

電気圧力鍋のほうが早く調理が終わりそうですが、日常的なカレーやかぼちゃの煮物などはホットクックのほうがスピーディに調理できます(石井さん)

蒸気を逃しにくい構造と、ドリップ加工の内蓋によって食材のおいしさも栄養も多く残す無水調理を実現。食材をかきまぜるユニットや、温度と蒸気のセンサーによる繊細な火加減の調節によって、難しい調理もボタンを押して放っておくだけで完了する。公式メニューも豊富。

▲「まぜ技ユニット」が加熱具合に合わせてかきまぜるため、焦げや煮崩れも防いでくれる

▲食材を入れたあとはディスプレイを見ながらメニューを選ぶだけの簡単操作でOK!

 

■圧力調理で時短、高火力で炒め物も可能

パナソニック
「オートクッカー ビストロ NF-AC1000」(実勢価格:8万8000円前後)

煮物だけでなく、炒め物なども得意。アプリからメニューを送信できるのも便利。プロ並みの仕上がりでお料理が苦手な方にもおすすめです(石井さん)

最大約2気圧の高気圧で角煮などの時間のかかる調理も短時間でおいしく仕上がる。さらに1285Wの高火力と底部の羽根が食材をかき混ぜる構造によって、得意な煮込み調理に加えてチャーハンなどの炒め物も美味しく調理できる。操作はメニューを選んでボタンを押すだけ。

▲1285Wの高火力を実現。炒め調理なら、約10分で水分を飛ばしつつコクのある味わいに

▲かき混ぜながら加圧することで、ビーフシチューの赤身もすね肉もほろっと柔らかく仕上がる

 

■大型のファンが食材にムラなく火を通す

クイジナート
「エアフライ オーブントースター」(実勢価格:2万9700円前後)

トーストをさっくり美味しく焼けるんですが、フライや天ぷらの温め直しも得意。サクッと揚げたてのように仕上がります(石井さん)

天面に搭載された大型のファンで食材に熱風を送り出し、庫内に循環させてムラなく調理を行う“熱風調理”が特徴的な1台。少量の油でカラッと仕上げるエアフライ調理でヘルシーな唐揚げやフライも調理可能。グリル料理や蒸し、煮込みも得意とマルチなトースターだ。

▲直径24cmのピザのほか、食パンなら4枚も収まる広びろサイズの庫内が嬉しい

▲さまざまな料理に使えるグリルコンテナも付属。テーブルウエアとしても映えるデザインが◎

 

■過熱水蒸気で食材を美味しく焼き上げる

シャープ
「ヘルシオ グリエ AX-GR2」(実勢価格:2万5000円前後)

過熱水蒸気で、パンはもちろんさまざまな料理ができます。食パン、目玉焼き、野菜などの調理を一度にできるので、忙しい朝も助かります(石井さん)

約40mlの大容量水タンクから作り出す過熱水蒸気で、庫内を満たして焼き上げるトースター。熱源が過熱水蒸気なので、中はふんわり、外はこんがりの理想のトーストに仕上がる。弱(生食パン)モードでは冷凍した生食パンをふわふわ食感に復元してしまうのが驚きだ。

▲過熱水蒸気でパン内部に水分を補いながら焼き上げることで、中はふんわり食感に

▲付属のコーティングトレイを使えば「カンタンおかず」などのアレンジメニューも作れる

※2023年4月6日発売「GoodsPress」5月号74-75ページの記事をもとに構成しています

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<文/山本晃平>

 

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