4月29日から大型連休がスタートします。コロナ対策の緩和が続く中で、観光地は4年ぶりの人出が見込まれています。

益子町の一大イベント、春の陶器市の会場では、29日からの開催に向けて最後の準備に追われていました。例年40万人を集める春の陶器市は2020年、21年と中止になり、3年ぶりの開催となった去年は来場者は検温を行いリストバンドをつけました。

今年は秋の陶器市も含めて4年ぶりの無制限での開催で、去年出店を控えた店も参加するところが多く、例年並みのおよそ700店が城内坂を中心に軒を連ねます。

前回は禁止だった「食べ歩き」は今回から復活。出店者たちは「去年制限付きでも開催されたことがうれしかった。今年にかける思いは強い」と話します。

益子の春の陶器市は4月29日から5月7日まで開催されます。「焼き物のまち」益子は4年ぶりに「いつも通り」の活気ある大型連休になります。益子春の陶器市運営委員会の大塚和美委員長は「陶器市は『当たり前』のものであっても『当たり前ではなかったんだ』と感じる。いつも通り開かれる陶器市をみんなで楽しみたい。客と本当の意味で相対する陶器市になるのではないか」と話しています。