サッカーJ2の栃木SCの運営会社栃木サッカークラブは26日、2022年度の決算を発表しました。売上高は新型コロナの制限緩和が進み前の年度から6.5%増え、初の2ケタ台の過去最高となり9期連続の黒字となりました。

 栃木SCの運営会社、栃木サッカークラブが発表した2022年2月から2023年1月までの決算によりますと売上高は、およそ10億4千100万円、総費用はおよそ10億3千100万円で、当期純利益は前の年度に比べて78.4%減少し400万円にとどまりましたが9期連続の黒字となりました。

 また、ホームゲームの平均入場者数についてはシーズンの後半戦以降、新型コロナの制限緩和が進んだこともあり感染者拡大前よりも少ないものの前の年度に比べて14.7%多い4千429人まで回復したということです。

 黒字達成の大きな理由には観客数の伸びにあわせて入場料やグッズの売り上げがアップしたことや既存スポンサーの広告収入の増額などを挙げました。

 栃木サッカークラブの橋本大輔社長は売上高が初の2ケタ台となった一方で、J2の各クラブの売上平均は上昇傾向にありフロントも活動をさらに強化していきたいと述べました。