本拠地ロイヤルズ戦に2番・投手で先発し、今季3勝目を挙げたエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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7回2安打11奪三振、無失点の快投で今季3勝目

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地ロイヤルズ戦に「2番・投手」で先発し、今季5度目の登板で3勝目を挙げた。7回2安打11奪三振、無失点の快投で2-0の勝利に貢献。打者を翻弄したのが要所で投じた大きなカーブだ。米投球分析家が動画付きで「落差73インチ(約185.42センチ)」と紹介すると、「このカーブの落差は私の身長以上」「どうやったら6フィートも落ちるのか」などと米ファンの間で衝撃が広がっている。

 一度浮き上がったかと思えば急激に落下した。2-0の6回2死走者なし。大谷は2番メンデスを1-2と追い込んだ。最後は大きく縦に割れる114キロのカーブ。タイミングを外された打者のバットはあえなく空を切り、膝をついた。実況も思わず「オーマイグッドネス」と唸る異次元の一球だった。

 動画をツイッターに公開したのは、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏。メンデスを仕留めた球は「71マイル(114.3キロ)のカーブで落差は73インチ」だったという。米ファンからは「このカーブの落差は私の身長以上」「どうやったら6フィートも落ちるのか」「これが現実だなんて信じられない」「このカーブの落差は人間業じゃない」などと驚愕や理解不能になる声も。もはや人間業ではないと疑っているようだ。

 MLB公式サイトの「Baseball Savant」によると、大谷の全102球のうちカーブは9球と割合は少なかったが、威力は抜群だった。今季の大谷のカーブ平均落差は62インチ(約157.5センチ)。この日は平均64インチ(約162.6センチ)、最大落差は76インチ(約193センチ)だったという。

 今季は通算28回2失点(自責2)、防御率0.64、38奪三振、被打率.092の二刀流。この日は打者として4打数1安打だった。

(THE ANSWER編集部)