これが実写版ゲッターロボ! - 初期開発デザイン

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 漫画家・永井豪さんと石川賢さんによる大ヒット作「ゲッターロボ」(1974〜1975)が、50周年を迎える2025年春に初めて実写映画化されることが明らかになった。 プロデューサー・監督・脚本は、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』などの岡部淳也さんが担当。本作へ向けて、パイロット映像の制作資金調達を目的とするクラウドファンディングもスタートした。

 「ゲッターロボ」は、ゲットマシンと呼ばれる3機のメカで構成された変形合体ロボの活躍を描いた巨大ロボット作品の金字塔。「週刊少年サンデー」で連載された原作漫画、およびフジテレビ系で放送されたアニメ作品は、現在も熱狂的ファンから支持されている。

 実写映画は、漫画版の持つアウトロー、バイオレンス、アクションを現代的にアレンジした作品を目指す。権利元であるダイナミック企画との実写映画化権はすでに締結しており、現在、主要各社による製作委員会の設立を進めている。

 発表にあわせて、ゲッターロボの初期開発デザインも公開された。原作漫画の高いビジュアルイメージをベストに映像化するため、国内外のクリエイターを交えた特撮・VFXのビジュアル試作、テスト映像計画を構想中。実現に近づける手段として、映画本編の制作費とは別枠扱いとなるパイロット映像(3〜5分)の制作を計画しており、資金はクラウドファンディングによって募る。参加者には、パイロット映像の先行オンライン鑑賞権のほか、メイキング映像、エンドロールクレジットへの名前の記載などをリターンとして予定している。(編集部・倉本拓弥)