エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】

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レンドンは開幕戦に「4番・三塁」で出場も3打数無安打に終わった

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは、3月30日(日本時間31日)のアスレチックスとの開幕戦で逆転負けを喫した。大谷が6回無失点と好投するも勝てず、試合後はレンドンがファンの胸ぐらをつかんで一触即発となった。大谷も目撃した場面に、ファンは「ショウヘイを援護することにもっと集中した方がいい」「レンドンは再び負傷しないように気を付けなければいけない」と皮肉を込めた。

 ロサンゼルス地元ラジオ局「AM 570 LA Sports」が「ワオ! クールではない!」として公開した映像では、敗戦後のベンチから引き揚げようとする際にファンから「クソ野郎」と言われたレンドンが、網越しにファンのTシャツの胸付近をつかんでブチ切れている。米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「罵倒されたことで、レンドンはファンを非難した」と説明した。

 レンドンといえば、2020年に7年総額2億4500万ドル(約325億円)という巨額契約で加入したものの、この2年は怪我続きで満足のいくシーズンを送れていない。この日は「4番・三塁」で先発出場も3打数無安打だった。MLB公式のブレント・マグワイア記者は「エンゼルスは最高のスタートを切ったようだ」と皮肉たっぷりに綴り、ファンも「レンドンはこのあと手首を痛めてIL入りするだろう」「レンドンが唯一やったことは契約を得たことだ」「エンゼルスはシーズン初戦で早くも崩れ始めているようだ」と呆れた様子だった。(Full-Count編集部)