2023年3月30日、Twitterが新しいAPIのプランを発表しました。無料、ベーシック、エンタープライズの3種類が用意され、既存のAPIは今後30日間で廃止することが告げられました。

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Twitterは自動ツイートサービスやサードパーティ製クライアントが動作するために必要なAPIを変更することを明らかにしており、無料でもツイートの読み込みや投稿が可能だった既存のプランを随時改革していくとしています。





今回明らかにされたプランは、無料、ベーシック、エンタープライズの3種類。それぞれできることが大きく異なります。

◆無料

・書き込み専用のユースケースや、Twitter APIのテスト用

・アプリレベルで1月あたり1500ツイート投稿

・1つのアプリID

・Twitterでログイン

・API v2の投稿およびメディアアップロードエンドポイントのレート制限アクセス

◆ベーシック 月額100ドル(約1万3000円)

・API v2エンドポイントすべてへのレート制限アクセス

・ユーザーレベルで1ヶ月当たり3000ツイート投稿

・アプリレベルで1ヶ月当たり5万ツイート投稿

・1ヶ月当たり1万ツイートの読み取りレート制限

・2つのアプリID

・Twitterでログイン

◆エンタープライズ 価格不明(月額制)

・顧客の需要を満たす商用レベルのアクセス

・献身的なチームによるマネージドサービス

・リプライ、エンゲージメント、バックフィルやその他機能を含む完全なストリーミング

上記の通り、エンタープライズは詳細がまったく不明。より高いレベルのアクセスを必要とする企業向けのものであることくらいしか分かりません。

既存のTwitter APIに依存している人々がどうなるのかも不明で、Twitterは「このコミュニティにサービスを提供し続けるための新しい方法を検討している」と述べていますが、詳しい説明はありません。

また、Twitterは今後30日間で、Standard(v1.1)、Essential(v2)、Elevated(v2)、Premiumといった既存のアクセスを廃止するとし、「スムーズに移行するために、できるだけ早く新しいプランに移行することをおすすめします」と述べています。





Twitterは以前に月額21万ドル(約2800万円)の超高額プランを導入することを告知していましたが、これが実現するのかどうかは不明です。

Twitterの新APIまさかの年間3億円超え - GIGAZINE