広島市強殺未遂事件 家裁送致の男(19)逆送決定 横浜家裁
広島市西区で起きた強盗殺人未遂事件で逮捕された男(19)について横浜家裁は検察に逆送する決定を出しました。
男(19)は去年12月、7人の共犯者と共謀して広島市西区小河内町の店舗兼住宅に宅配業者を装って侵入し、3人に暴行してけがをさせたうえ現金や腕時計などを奪った罪に問われています。
男(19)は2月、住居侵入と強盗傷人の罪で家庭裁判所に送致され、その後、広島から横浜の家裁に移送されていました。
横浜家裁は22日「店舗兼住宅に侵入し重要な役割を果たしている」「刑事責任を明らかにすべき事案」として男(19)を横浜地検に逆送する決定を出しました。
決定理由では「金品を強奪しようと考え犯行に及んでおり動機に酌むべきところはない」「複数人で役割分担し暴行・脅迫・強取する手法は計画的かつ組織的で危険」「1名は重篤な傷害を負い被害総額が高額で結果は重大」と厳しく指摘しています。