©︎Getty Images

 もしもFCシャルケ04がブンデスリーガ残留を果たせたその暁には、吉田麻也の来シーズンについても明確になることだろう。日本代表主将との契約は自動延長の時が刻一刻と近づいており、そんな中で木曜の会見の席に出席したトーマス・ライス監督は、改めて吉田の成長について語った。

 確かにシャルケ加入からしばらくは、自分の足元を固めるのに多少の時間を要していた。「はじめは少し慎重になっていたね」と振り返った指揮官だが、それまでスピード面での不足が目についていたもののいまや、安定感のあるセンターバックへと急成長。今冬に獲得したモリッツ・イェンツもその後押しとなっている。

 「ウニオン戦に関しては、モリッツのパフォーマンスは決して、そこまで優れていたというわけではなかった。ただそのときは麻也がカバーしてくれており、彼はチームが必要とするサポートを与えてくれる存在なのだよ」とコメント。今回のボーフム戦でも引き続き、シャルケのセンターバックは吉田とイェンツという布陣で臨むことだろう。

 またすでに昨年末の時点で吉田は「25試合に以上に出場」することで、FCシャルケ04が「ブンデス1部に残留した」場合に、さらに契約が自動更新されることを明らかにしており、そのためVfLボーフム戦で出場となった時点で、1年間延長されることに。それが実現した場合は来シーズンもこのまま同じセンターバックコンビがシャルケの背後を支えることになるはずだ。イェンツも残留となればおよそ400万ユーロでの買取義務が発生する。

 なおブンデスリーガ残留という点については、前半戦終了時には勝点わずか9で安全圏内まで7差までつけられていたものの、それから4試合連続で0−0とブンデス記録を樹立。前節ではシュトゥットガルトとの重要な直接対決を制して後半戦初勝利をあげており、いまや安全圏内まで勝ち点差3にまで迫る勢いで、17位VfLボーフムとの大一番でも是が非でも制したいところだ。

#Reis: Maya Yoshida war zu Beginn eher verhalten, hat sich aber stabilisiert und seitdem Moritz Jenz dabei ist, hat er noch mehr Sicherheit. Die beiden haben Vertrauen zueinander gefunden und pushen sich gegenseitig. #S04PK | #S04 | #BOCS04

- FC Schalke 04 (@s04) March 2, 2023