次世代SNS、いくつ知ってる?

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 キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ(東京都港区)が、Z世代を対象に行った「次世代SNS」の調査結果をランキング形式で発表しました。

1位は「大学生が趣味で作った」アプリ

 調査は2022年12月、10〜24歳の男女を対象に実施。367人から有効回答を得ています。

 5位は「mixi(ミクシィ)」です。2004年に誕生したmixiは、一世を風靡(ふうび)した元祖SNSといっても過言ではないサービス。今でこそ当たり前となっているSNSですが、当時の若者はこの画期的なサービスに夢中になっており、利用していたという大人世代もきっと多いことでしょう。Z世代からは、「10代が好きそう」「流行が分かる」「面白い」「楽しい」との声が寄せられ、再流行の兆しも見え隠れする結果となりました。

 4位には「Yay!(イェイ)」がランクイン。音声と趣味でつながるコミュニティーです。グループ通話機能や、同じ趣味を持つユーザー同士で集えるサークル機能など、さまざまな人と交流できるツールを展開しています。「人との交流が盛んになる」「みんなと離れていても、会って声を聞きたい」「音声と趣味でつながれる」「顔も出さずに趣味が同じな人としゃべれる」との声から、コロナ禍で自粛生活を余儀なくされていたZ世代は、音声でコミュニケーションを取る機会が多いことがうかがえます。

 3位は「Pinterest(ピンタレスト)」。暮らしのヒントが見つかる画像探索アプリです。世界の月間ユーザー数は4億人超で、おしゃれなインテリアや毎日のコーディネートなど、Z世代に欠かせないトレンド情報の発信地ともいえます。「いろんなイメージ画像が見られて、イラスト描くときにアイデア浮かぶ!!」「オタ活ですごく便利」「推しを描いている作品が見れる」「たくさんのイラストが見つかる!」との声が集まりました。推しの作品を検索したり、ヘアスタイルやメイクなどイメージ画像を検索するのに利用されているのかもしれません。

 2位は「GRAVITY(グラビティ)」。友達と何気ない日常をシェアできるSNSです。「気楽に人とつながれる」「誰でも答えてくれるし、真面目な相談から、その日あったしょうもないけど面白いことまでいろんなジャンルを扱っていて話しやすい」「個人チャットもあって親睦を深めやすい」との声が。アバターで他ユーザーとつながることができる音声ルームもあり、Z世代の間で人気急上昇中のようです。

 そして、1位に選ばれたのは「NauNau(ナウナウ)」でした。22歳の大学生が趣味で作ったという、友達同士で位置情報を共有できるアプリで、「人の居場所が分かって集合場所を決めやすい」「遊ぶときに使える」との声が寄せられました。Z世代の間で絶大なる人気を誇った位置情報共有アプリ「Zenly(ゼンリー)」が2023年2月3日にサービスを終了したことを受け、その代わりとなるアプリとしても注目を集めているようで、「Zenlyと似た機能が使われている」といった声も。Z世代が作ったアプリが、Z世代の間でトレンドとなっていることがうかがえる結果となりました。

 調査結果を受けて、同社は「Z世代が趣味で作ったという位置情報共有アプリや、返信コメント機能がないため炎上リスクが少ないアプリ、無加工の写真を共有する映えないアプリなど、Z世代SNSに求める機能はさまざまあるようです。ぜひ注目してみてください」とコメントを寄せています。