終売する「カップヌードル しお」(日清食品ニュースリリースより)

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日清食品がロングセラー商品「カップヌードル しお(SiO)」(以下、しお)の販売を終了することが、J-CASTニュースの取材で分かった。

新商品「カップヌードル ねぎ塩」が2023年2月27日に発売されるのに伴うもので、同商品の発売後、店頭在庫がなくなり次第販売終了となる。

「和風の定番」増やすねらい

「しお」は03年に販売開始。オリーブオイルの香りが特徴的な洋風塩味のカップヌードルで、09年にはレモンの風味を追加し、11年には具材にチキンを導入。16年にはチキンを2種類に変更し、キャベツを加えるなど、細かなリニューアルを繰り返してきた。

日清食品は2月13日、新商品「カップヌードル ねぎ塩」を2月27日に発売すると発表した。鶏のうまみを効かせた和風塩味のカップヌードルで、パッケージは黄緑色を基調としている。同商品のニュースリリースでは「2003年の発売以来、『カップヌードル』の定番フレーバーの1つとしてご愛顧いただいてきた『カップヌードル しお』が、"洋風" から "和風" へと生まれ変わります」と、「しお」が「ねぎ塩」に刷新される旨が記されていた。

日清食品の広報担当者は17日、J-CASTニュースの取材に「『しお』は、『ねぎ塩』の発売後、店頭の在庫がなくなり次第、販売を終了します」と説明。塩味を「洋風」から「和風」に転換する理由については「『カップヌードル』の定番フレーバーは9種類ありますが、"洋風"フレーバーの割合が高くなっています。『カップヌードル しお』を"和風"にリニューアルすることで、ラインアップ全体のバランスが良くなることから、今回のリニューアルを決断しました」と話した。

なお、今後の「しお」の復活販売の可能性については「現在のところ、予定はございません」としている。