「車内に虫!」どう対処すべき? つぶすのはNG!? 手で触らず追い出す「簡単な方法」は
車内に虫! 潰さずに対処する方法は
クルマの中には羽虫などの小さな虫のほか、ハチやアブなど危険な虫が入ってきてしまうことがあります。
では車内に入ってきた虫はどのように対処すればいいのでしょうか。
クルマを運転していると、季節や時間帯、場所などによっては、車内に虫が入ってくることがあります。
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たとえ窓を閉め切っていても気づかないうちに小さな羽虫が入ってきたり、ハチやアブなど刺されると危険な虫が入ってきたりすることもあります。
手で追い出そうとすると、虫を潰して内装などを汚してしまうだけでなく、ハチなど攻撃性の強い虫だった場合は刺されてしまう可能性もあり危険です。
潰してしまうと、虫の体液やりん粉(羽についた粉)などが車内に付着し、放置しておくと硬化して汚れになるだけでなく内装を傷める原因にもなるため、潰すのは避けたほうが良いでしょう。
また虫を見つけた場合に殺虫剤を使うことを考える人もいるかもしれませんが、侵入を防ぐ効果があっても期間が空けば虫が入ってきたり、スプレータイプのものは車内においておくことで熱によって破裂する可能性も考えられます。
最近では、無香料タイプの殺虫剤も販売されていますが、車内で殺虫剤を使うのに抵抗がある人もいるかもしれません。
なお、家庭用の殺虫スプレーを車内で使用するのは危険なため、クルマ用のものを用意しましょう。
このように、車内に虫が入ってきた場合はできるだけ手で触ることなく、潰さず車外に追い出したいものです。
ではどんな方法を取るのが良いのでしょうか。
車内に入ってきた虫を殺虫剤を使わずに対処する安全な方法は、風の流れを作って車外に追い出すことです。
たとえば、羽虫など刺される危険性の低い小さな虫であれば、窓を開けてしばらく待てば出ていくことも多いですし、うちわなどであおいで風の流れを作ってやれば比較的簡単に出ていきます。
一方で、ハチやアブなど大きな虫は、うちわであおぐと攻撃的になってしまう危険もあるため、刺激せず自然に追い出すために「窓全開走行」がおすすめです。
窓全開走行は、その名の通りすべての窓を全開にして走行し、車内に風の流れを起こすことで、虫が自然に外に出ていくよう誘導する方法です。
必要以上にスピードを出さなくても、一般的な速度で走行するだけで、数秒から長くても数分もあれば虫が車外に出ていくので、出ていったことを確認したらまた入ってこないように窓を閉めるのが望ましいでしょう。
このほか、窓全開走行ができない場合は、ビニール袋などで捕獲して外に逃がす方法も有効です。
ビニール袋を虫あみのようにして虫を捕まえれば、窓を開けられない日でも車内を汚すことなく対処できます。
捕まえた虫は、再度入ってこないようクルマから離れたところで逃がすといいでしょう。
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ほかにも、クルマにおける虫の被害には、バンパーやサイドミラーなどのボティに虫がぶつかって潰れてしまい、汚れがこびりついてしまうことが挙げられます。
ボティについてしまった虫は、放置しておくと汚れが固まって落ちにくくなるため、早めに対処するようにしましょう。
虫がついてから時間がたっていないのであれば、水やぬるま湯をかけて、やわらかい布などでやさしく拭き取る程度でも十分に落とせます。
しかし、すでにこびりついてしまい、洗い流すだけでは汚れが落ちない場合は、専用の虫取りクリーナーなどを使ってきれいに拭き取りましょう。
ボディへの汚れに対しては、事前にワックスやコーティングで虫がつきにくくしておくというのも手です。
クルマで走行する以上、虫がついてしまうことは避けられないので、事前の対策に加えて、虫がついたらすぐに洗い流すなど早めに対処することが大切です。