©IMAGO/Nordphoto

 土曜日に控える1.FCウニオン・ベルリンとのドイツ首都決戦において、ヘルタ・ベルリンではジョンジョー・ケニーを欠いて臨むことを余儀なくされた。先日のヴォルフスブルク戦での試合終盤に、軽度の脳震とうを起こして87分に交代を告げられるまでシーズンフル出場を続けていた同選手だが、代役候補は18歳の若手アイヒべルガーと36歳のペカリク。

 「攻撃的なアイヒと経験豊富なペキ。4バックを維持するなら、この2人がオプションとなるよ」とサンドロ・シュヴァルツ監督は語った。だがこの試合で変更を余儀なくされる4バックは1枠だけではない。さらにアグスティン・ロヘルが、そもそも累積警告による出場停止にあったのだが、さらに水曜午前のトレーニングで膝を負傷。これから数週間はウルグアイ人選手抜きで戦うことになるという。

 そのため代役はウレモヴィッチが入ることになるだろう。ヴォルフスブルク戦ではマーモウシュに許した失点に絡んだものの、それでも指揮官は「難しい試合の中でよくやってくれたし、水曜の練習もよかった」と評価。「負傷でリズムに乗り切れないところがあったが、それでも対人戦では基本的に非常に安定しており、ここではそれが求められる」と言葉を続けている。

 なお今回の試合ではさらにチデラ・エジュケ(膝靭帯損傷)、ステヴァン・ヨヴェティッチ(筋肉系の問題)、ケリアン・エンソナ(膝手術後のリハビリ)も欠場。一方で8日前にアウグスブルクから加入したばかりのフロリアン・ニーダーレヒナーが初のメンバー入り。これまでは大腿筋の硬化のため出場を見合わせていたが、「水曜の練習で好印象だった」と指揮官。「4−3−3の前3枚でどこでも起用可能な柔軟性もある」ことも付け加えた。

ヘルタ、シュヴァルツ監督続投へ

 その一方でボーフムに1−3で敗戦、さらにヴォルフスブルク戦では0−5と大敗を喫し、ついに自動降格圏内へと転落したヘルタ・ベルリンだが、それでも多くの疑問と批判が向けられるサンドロ・シュヴァルツ監督の進退問題については、今回のドイツ首都決戦にかかわらず継続することがボビッチ競技部門取締役より「もちろんだ」と明かされている。「選手たちが一心不乱に練習に打ち込む姿は印象的だったし、今回おダービーでぜひリアクションをみせてもらいたい。再び安定感を取り戻す事。チームには全幅の信頼をよせている。試合のことを考えるべきで、その後のことは関係ない」

#Personaltweet: Folgende Spieler fallen für das Spiel #BSCFCU aus:

@sjovetic
Kélian #Nsona
Chidera #Ejuke
Jonjoe #Kenny
Agustín #Rogel ⁰#HaHoHe pic.twitter.com/RIoLWMPC87

- Hertha BSC (@HerthaBSC) January 26, 2023

ヘルタ、18歳の「期待の若手」GKゴラーとプロ契約

 ヘルタはU14よりユースで育成ひてきたベルリン出身のGK、ティム・ゴラーとプロ契約を締結した。冬季合宿やU23で活躍をみせる長身のGKとの新たな契約期間は2025年まで。ボビッチ競技部門取締役は「数年に渡り安定したパフォーマンスをみせてきた期待の若手」との延長に喜びをみせた。「フロリダでの合宿参加やセカンドチームデビューなどは、彼のその成長の証でもあるよ」

Doppelter Grund zur Freude: Profivertrag am 1⃣8⃣. Geburtstag! Auf viele weitere Jahre in , Tim #Goller.

https://t.co/eylxjy17l0 #HaHoHe pic.twitter.com/cVgopSqWCH

- Hertha BSC (@HerthaBSC) January 26, 2023