首位との勝ち点差が『13』に…インテル指揮官、優勝戦線からの後退に悔恨「行く手を阻む敗北」

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 インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督が、23日に行われたセリエA第19節エンポリ戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

 セリエ第18節終了時点で3位のインテルは、23日に行われた第19節でエンポリと対戦した。独走状態に入りつつあるナポリを追撃するために、是が非でも勝ち点3が欲しい“ネラッズーロ”。しかし40分、DFミラン・シュクリニアルが退場すると、66分にカウンターから失点を許してしまう。その後は10人で相手ゴールに迫るものの、決め切ることができずに試合終了。痛恨の敗戦を喫し、ナポリとの勝ち点差は「13」に広がった。

 まずインザーギ監督は、スクデットが遠のく敗戦について「最高の夜とは言えない。私たちに対して、良いプレーを見せた素晴らしい相手との試合だ。チームは前半で10人となり、後半に失点してしまったけど、最後まで挑戦し続けていた」と披瀝。続けて「残念ながら、これは私たちの行く手を阻む敗北。前半戦を勝ち点37で折り返し、悔しさも残るが、後半戦ではもっといい結果を出さなければならない」と優勝戦線から後退したことを語るとともに、後半戦に向けての決意を示した。

 またインザーギ監督は、シーズン終了後のインテル退団が報じられているシュクリニアルにも言及。同試合での退場シーンについては「見返してみる必要がある。今のところは困惑しているけど、審判の話をする気にはならない」としつつ、「彼は模範的なプロフェッショナル。常にベストな方法で働き、プレーしていると言えるだろう。この状況はどうにもならないが、私の後ろには解決しようとクラブが動いている」と明かしている。