「Twitterはもう倒産してもおかしくない」とイーロン・マスクCEOが全社員向けメールで通知
イーロン・マスクCEOがTwitterを買収してから初となる全社員向けメールが2022年11月10日(木)に送信されました。メールの中でマスクCEOは会社の財務状況が厳しいことを説明し、もし状況が改善されないようであれば、Twitterは2023年に倒産してもおかしくないと述べています。
Musk Warns Twitter May Lose Billions Next Year - The Information
Musk Paints Bleak Picture for Twitter as Executives Depart - The New York Times
https://www.nytimes.com/2022/11/10/technology/elon-musk-twitter-employees.html
マスクCEOによれば、Twitterはこの先生き残っていくための現金を保有しておらず、2023年にはキャッシュフローが数十億ドル(数千億円)規模の赤字になって、使った以上のお金を得られなければ倒産もありえるとのこと。
その上で、Twitterのユーザーを10億人にまで増やしたり、巨額の損失を出したりすることはできないものの、SpaceXやテスラでの自らの経験から「魅力的な製品があれば、人々は買うでしょう」とマスクCEOは述べました。
マスクCEOは大規模な人員整理にあたり、Twitterが1日に400万ドル(約5億900万円)の赤字を出していて、人員削減をしない余地はないと語っていて、実際にここ10年で収支が黒字だったのは2年だけとなっています。
なお、「予想される人員削減にどのように対処し、どのように共有するビジョンに全員を合わせるつもりですか?」と質問を受けたマスクCEOは、「わかりません……我々は全員がもっとハードコアになる必要があります」と答えたとのことです。