(写真・時事通信)

 天皇皇后両陛下は日本時間9月18日未明、羽田空港発の政府専用機で英国・ロンドンに到着された。19日に、ウェストミンスター寺院で執りおこなわれる、エリザベス英女王の国葬に参列されるためだ。

 17日午前、長女・愛子さまや秋篠宮ご夫妻に見送られ、日本を出発された両陛下。朝日新聞の報道によると、宿泊先のホテル周辺には多くの人たちが集まり、両陛下は手を振って応えられたという。

 出発のときと異なったのは、両陛下が黒の服装に、黒のマスクを着用された姿であったこと。「黒マスク」の意味について、現地ジャーナリストはこう解説する。

「2021年4月17日、エリザベス女王の夫であったエディンバラ公爵フィリップ殿下の葬儀が、ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂にておこなわれました。このときは全員、マスク着用が義務づけられ、エリザベス女王も黒いマスクを着用して参列していました。

 その前例にならい、両陛下も心いっぱいの弔意を英王室に示されたのでしょう。当日も黒いマスクで参列されるのでは、という見方が強まっています」

 両陛下の装いには、日本国民からも支持、共感する声が多く上がっている。

《到着した時点から黒の服装に黒のマスクかあ。》

《雅子さま、なんとエレガントなお姿!ご無理のないよう、お願いいたします!》

《黒マスクは意外だった! でも、気品溢れる姿に心を打たれます》

 両陛下のご帰国は、20日午後の予定だ。