長崎への原爆投下から9日で77年。

長崎市での平和祈念式典に合わせ、広島で慰霊の会が開かれました。

アメリカが長崎に原爆を投下した午前11時2分、犠牲者に黙とうが捧げられました。

長崎市・田上富久市長「戦争はいつも私たち市民社会に暮らす人間を苦しめます。だからこそ私たち自らが「戦争はダメだ」と声を上げることが大事です」

広島でも慰霊の会が開かれ祈りが捧げられました。

県被団協・箕牧智之理事長「今を生きる被爆者が核兵器廃絶を全世界に訴えていくことこそ私たちに課せられた義務」

長崎で活動する被爆体験記の朗読ボランティアも参加。

アメリカの作家が長崎の被爆者を取材した文章を読みました。

被爆体験を語り継ぐ 永遠の会 大塚久子さん「とても大切な言葉をたくさん被爆者の方は残している。それを私たちは引き継いでいく義務がある」

長崎の祈念館が養成する朗読ボランティアは現在およそ70人。4年前から全国に派遣されています。