被爆77年の広島 祈りの1日は夜まで続く
6日に77回目の原爆の日を迎えた広島は、祈りの1日が夜まで続きました。
カープは今年で15年目になるピースナイターを開催。選手らがユニホームの袖に原爆ドームと鳩をデザインしたワッペンをつけて試合に臨みました。
5回裏終了時には原爆ドームの高さと同じ25メートル付近に、赤色のポスターが掲げられ「ピースライン」が表現されました。
試合は、同点に追いついた9回ウラランナー2塁のサヨナラのチャンスにバッター3番秋山。劇的なサヨナラ勝ちで連敗を7で止めました。
秋山翔吾選手
「広島の皆さんにとっては大切な日いうか、忘れられない日だと思いますし、僕も外から来た人間ですけど、やはりこういう野球ができていること、そして応援してもらえることをこれからも心に秘めて皆さんと共にこの日を忘れずにやっていきたいなと思います。」
広島市の平和公園を流れる元安川では、6日午後6時からろうそくに火をつけたとうろうが流されました。
新型コロナウイルスの影響で、この2年は主催者が20基ほど流しただけでしたが、今年は一般の人がメッセージを書いたものを主催者が代わりに流すという方法がとられました。
40代母親
「こうやってみんなで一緒に平和のことを考える機会がまた持てるようになったのはいいことだと思う、」
8歳女の子
「ウクライナとかロシアの戦争がないような未来を作る世界にしたい。」
平和への願いが込められた2500基のとうろうが夜の川面を照らし続けていました。