消防団と連携図る訓練 矢板
台風や集中豪雨などに備え矢板市で31日、消防団による災害対策訓練が行われました。
訓練は台風や大雨を想定して行われ、消防団の団員約150人が参加しました。
近年、集中豪雨など大規模な災害が多く発生するなか、消防団は地域の防災活動の担い手としてその重要性が増してきていて、矢板市では2019年の東日本台風の際、消防署と消防団が連携して対応に当たりました。
情報伝達をさらに強化するためその翌年にはデジタル無線を消防団に配備しています。
デジタル無線は災害で通信障害が発生した非常時にも使うことができるほか、携帯電話と比べてタイムラグがなく、現場と対策本部の情報共有が容易となります。
訓練では、このデジタル無線を使って現場の団員から対策本部へ浸水や倒木などの被害状況が報告されていきました。
また、SNSを活用して現場の画像や映像も本部に送られ視覚的に現場の様子を把握しながら適格な対応を指示していきました。
訓練ではこのほか、ポンプ車の点検や放水訓練も行われました。