重賞初勝利を飾った石毛善彦調教師(左)、杉原誠人騎手(右)(撮影:下野雄規)

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 31日、新潟競馬場で行われたアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝直線1000m)で、単勝7番人気の8枠16番ビリーバー(牝7、美浦・石毛善彦厩舎)が優勝。この勝利により、鞍上の杉原誠人騎手はJRA重賞初制覇となった。

 杉原誠人騎手は1992年10月31日生、埼玉県出身の29歳。2011年3月26日の小倉8Rで初出走(騎乗馬クルタナ)、同年5月14日の新潟6Rで初勝利(騎乗馬クリノトルネード)を挙げた。同年9月の京成杯AH (GIII)ではフライングアップルとのコンビで重賞初騎乗。2016年にプロレタリアトとのコンビでエリザベス女王杯(GI)に出走、GI初騎乗を果たした。今回がJRA重賞初勝利となる。

 ビリーバーは父モンテロッソ、母デイドリーマー、母の父ネオユニヴァースという血統の7歳牝馬。1200m戦で4勝を挙げており、一昨年の同レースでは3着に好走。キャリア45戦目での重賞初制覇となった。

 また、同馬を管理する石毛調教師にとっても重賞初勝利。種牡馬モンテロッソにとっても産駒の重賞初勝利。同馬を所有するミルファームにとってもJRA重賞初制覇(同牧場生産馬としては2000年以来22年ぶり2勝目)という、人馬ともに記念すべき勝利となった。