貴重な高山植物を繁殖力の強い特定外来生物から守ろうと奥日光で30日、オオハンゴンソウを除去するボランティア活動が行われました。

日光市にある菖蒲ヶ浜スキー場跡で活動を行ったのは県内外から集まったボランティアおよそ210人です。除去活動は、1976年から毎年行われてきましたが、新型コロナウイルスの影響で中止が続き今回は3年ぶりの実施となりました。

鮮やかな黄色の花が咲くオオハンゴンソウは明治時代中期にアメリカから観賞用として輸入されました。しかし、繁殖力が強く、貴重な在来の植物の成長を妨げるおそれがあることから特定外来生物に指定されています。

参加した人たちは地下茎からも繁殖してしまうオオハンゴンソウを手ぐわを使って根を残さないように引き抜いていきました

また県内の企業として参加したNTT東日本栃木支店はドローンを活用し除去活動を行っていました。