栃木県のイチゴ栽培の発祥の地とされる足利市で、県が開発した夏秋採りイチゴ「なつおとめ」がまもなく出荷を迎えます。「なつおとめ」の出荷は足利市内で初めてとなります。

「なつおとめ」の栽培に挑戦したのは足利市上渋垂町のトマト生産農家、井上農園社長の井上章さんです。

井上さんの父親、伊勢雄さんは足利市でイチゴの栽培が始められたころにイチゴ栽培をしていて、章さんは小学生のころに食べた完熟のイチゴの味が忘れられないといいます。

2022年6月におよそ300平方メートルのハウス1棟に660本の苗を定植しました。

ハウスの「なつおとめ」は予定より生育が遅れていますが、8月中旬には初出荷できそうだということです。

出荷された「なつおとめ」はJA足利の農産物直売所「あんあん」で一般に販売される予定です。