理科の正答率が全国平均やや上回る 栃木県教委が全国学力テストの結果発表
小学6年生と中学3年生を対象に今年4月に行われた全国学力テストについて、栃木県教育委員会は28日、結果の概要を発表し、栃木県は理科の正答率が全国平均をやや上回りました。
国が小学6年と中学3年の全ての児童と生徒を対象に毎年実施している全国学力テストは今年度、4月19日に行われ、栃木県内では506校、3万109人が調査を受けました。
今年度の調査教科は国語、算数・数学、理科で、栃木県は国語の正答率は全国平均とほぼ同じでした。一方、算数・数学は小学6年が全国平均を1.2ポイント下回り、中学3年は2.4ポイント下回りました。中学3年の数学は「数と式」や「データの活用」など学習指導要領の全ての領域で全国平均を下回っています。理科はいずれも全国平均をやや上回っています。
この結果について県教育委員会は「国の報告で新型コロナウイルスの影響による臨時休業等の日数とそれぞれの教科の正答率に相関はなく、栃木県でも大きな影響は見られなかった。算数・数学が全国平均を下回っているのは、これまでも課題としていた。つまづきやすい内容があるため、粘り強く指導していく必要がある」と分析しています。