新型コロナウイルスについて栃木県内の27日までの1週間の感染状況をまとめました。前の週と比べると新規感染者の数が2倍以上に増えています。

7月21日から27日までに県内で新型コロナウイルスの感染の発表があったのは、合計1万4,203人で、前の週の6200人の倍以上に増えています。これは、取り下げ分を含んでいません

この1週間で、1日当たりの新規感染者の発表数としての過去最多を4回更新していて、これまでにないペースで激増しています。

28日時点の療養者数は、1万6,835人で前の週から2倍以上に増えています。また入院している人は255人と100人以上増え、このうち重症は3人となっています。

また、県内では、この1週間で新型コロナウイルスの陽性者8人が亡くなっています。

クラスターの発生についてです。この1週間で、病院と高齢者施設でそれぞれ3件ずつの合わせて6件確認されています。

現在の県独自の警戒度レベルは、5段階中真ん中のレベル2です。それぞれの指標を見てみます。病床の使用率は、46.9%で県が県民に対し、行動制限の要請を検討する目安の50%が目前となっています。

医療提供体制の負荷が高まり、病院によっては、一般の医療に影響が出始めています。検査陽性率、人口10万人あたりの新規感染者数がレベル3以上の範囲に入っています。

最後にワクチンの3回目の接種率です。首相官邸が公表している数値で栃木県は66.1%、最も高いのは秋田県の73.3%です。