那須烏山市の川俣 純子市長は27日、定例会見を開き、市内の養豚場で発生した豚熱を巡り、県の要請に応じて職員を派遣するとともに広報などを通して市民の不安解消に努めると述べました。

那須烏山市の養豚場で今月23日に豚熱が確認され現在、およそ5万6千頭の殺処分が進められています。市では豚熱の発生確認直後からホームページや防災メール、それに近隣の自治会にチラシを配布するなどして市民の不安解消に取り組んでいます。

県では県内の市や町に対して1日あたり20人ほどの職員の派遣を要請していて、那須烏山市では8月1日から豚の捕獲や清掃・消毒など殺処分の補助業務に当たる予定です。

また、川俣市長は3年ぶりに広島平和記念式典への中学生を派遣すると発表しました。派遣の対象になるのは市内の2つの中学校の3年生11人で、今年は、中学生が体験した内容を市民に発表する「報告会」を初めて開催するということです。