ホワイトソックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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地元紙絶賛…大谷が投げる日は「素晴らしいことが起こる」

■エンゼルス 4ー1 Wソックス(日本時間30日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたホワイトソックス戦に投打二刀流で出場し、6回途中まで無失点、11奪三振という圧倒的な投球を見せた。チームも4-1で勝利し、大谷は今季7勝目。快投に地元メディアからは賛辞が上がり、敵地のメディアはお手上げのようだ。

「ロサンゼルス・タイムス」は「オオタニがマウンドに立つとき、ほぼ確実にエンゼルスに何か素晴らしいことが起こる」とこの快投を紹介。フィル・ネビン監督代行が大乱闘の余波で出場停止となるなど「できる限りポジティブなことを必要としているチームに、またもや支配的なパフォーマンスをもたらした」と、チームの空気まで変える投球だったと指摘している。

 また「オレンジカウンティ・レジスター」はエンゼルスが9日(同10日)のレッドソックス戦以降、大谷の先発試合は4連勝していることを紹介。21回2/3イニング連続無失点を継続していることを取り上げた上で「彼は連夜に渡る投打のパフォーマンスによる疲れで『悪い影響』が出ていないどころか、野球史上前代未聞の仕事量で、輝きを増しているようだ」としている。

 またホワイトソックスの地元・シカゴのメディアは大谷の好投にお手上げの様子。「NBCスポーツ・シカゴ」は前日11得点したホワイトソックス打線が大谷の投球で「沈黙した」と紹介。さらに「オオタニは、今、おそらく球界で最もエキサイティングな選手だ。彼が単に投打で両方でプレーするからではない。投打の『両方』をエリートレベルでやるからだ。昨年のリーグMVPというステータスに応える働きをした」と絶賛の言葉を並べていた。