6月ももう半ば過ぎ。薄着になる機会も増え、体型が気になり始めるという方も多いのでは? とはいえ、高いお金を払ってジムに通うのもちょっと…。そこで、ダイソーのプチプラアイテムを使っておうちエクササイズを始めて見るのはいかがでしょうか。今回は、ヨガインストラクターの資格をもつ、ライターの高木沙織さんが、ダイソーエクササイズ棒」をレポしてくれました!

ダイソーの「エクササイズ棒」。プチプラアイテムの実力はいかに…?

長時間同じ姿勢が続いたり、忙しく体を動かしたあとなどは、首や肩、背中、腰、それと足にも疲れを感じますよね。まるで、全身が石のように重く硬く、ガチガチなんてことも…。

そんなときは、体を伸ばしたり、マッサージをしたりすれば少しラクになるのですが、場所やスペース、服装の問題や、ちょっと面倒だったりすることから、そのままにしてしまうこともあるのでは?

そこで今回試してみたのが、前々から気になっていたダイソーの「エクササイズ棒」。ここ最近、よく見かけるようになったスティック状のフィットネスグッズなのですが、一体どのような使い心地なのでしょうか。

●本格的な「エクササイズ棒」をダイソーで発見!

疲れていたり、こっていたりする体の部位を、手軽にほぐすことができるフィットネスグッズ「エクササイズ棒」。

エクササイズ棒」は、本体のローラー部分を体に当て、コロコロと転がして使用するフィットネスグッズ。マッサージ棒、マッサージローラー、筋膜ローラーなどという名称で、スポーツ用品店やネットショップで販売されているのを見たことがある方も多いのでは?

しかし、お値段は1000円以上のものが多い印象。なかには4000円近くする高価なものまで…。対するダイソーの「エクササイズ棒」は、330円と安価ですから、ちょっと試してみたいという方にはうれしい価格ですよね!

使用方法もとても簡単で、ハンドルを片手、もしくは両手で持って、ただコロコロと転がすだけ。

ハンドルは、ふかふかとやわらか。そして、幅が広く、安定して持つことができます。ローラーは、プラスチック素材(ポリプロピレン)で硬く、回転時はスルスルと引っかかりが少ない使用感です。

使用前からすでにお値段以上のクオリティの高さを予感させます…! それでは実際に、「エクササイズ棒」を体に当てて、使用してみましょう。

●場所を選ばず、「ながら使い」にもピッタリ

ここからは、部位別に「エクササイズ棒」を使ってみた感想をお伝えしていきます。

<首〜肩>

体の中でも、コリを強く感じやすい首や肩は、「エクササイズ棒」を片手で持ち、あまり力を入れず滑らせるようにして使用します。

首から肩にかけてのカーブにもフィットするので、細かな部位も気持ちよくほぐすことができちゃいます。

<腕>

二の腕は、前面・背面・内側と全方位からコロコロ。脇の下や、ひじから先にも使用することが可能です。

二の腕の内側や脇の下は、ストレッチで十分に伸ばすことが難しかったりするうえに、フォームローラーでは体重がかかりすぎて痛みが出やすかったりもする部位なので、このコロコロの適度な刺激がとても気持ちいい。

<背中>

肩こりの原因となる肩甲骨周辺の筋肉をほぐすには、「エクササイズ棒」を縦にして、ハンドルを両手で持つ使い方がオススメ。左右の肩甲骨の上を、転がすように動かします。

続けて、背中〜腰にかけては、「エクササイズ棒」を横にして、上下に動かすとgood。腰の両サイドに移動させたり、背骨のまわりをコロコロしたり、使い方は自在です。

<おなか>

おなかのまわりには肋骨や、内側には内臓があるので、もし「エクササイズ棒」を使用するのなら、骨の上を避けて、軽くさするくらいでいいかもしれません。

<お尻>

座って過ごす時間が長い方は、お尻の筋肉が圧迫されがち。それとここは、脂肪が厚い部位でもあるので、適度に力を入れてマッサージをしてあげましょう。

やや前傾した姿勢を取ると、お尻と太ももの境目や横の部分など、広い範囲をほぐしやすくなります。

<脚>

最後は、脚。

太ももの前・うしろやすね、ふくらはぎには、「エクササイズ棒」を横にして使用します。

デスクワークや、立ち仕事などのあと。むくみが気になる部位に、角度や力加減を調整しながら使うと、ダル重さが軽減してスッキリ。

詳しい使用方法や使用上の注意は、パッケージ裏面をお読みください。

●気軽に使えてとっても便利

エクササイズ棒」は、コンパクトで場所を選ばず、また、ストレッチポールやフォームローラーを使うときのように寝転んだりする必要もなく使えるのがいいですね。

重さの記載がなかったので、独自に計測してみたところ約280gと軽量で、全身をコロコロとほぐしたあとに手が疲れることもありませんでした。

筋肉のこり固まりがほぐれると、血行が改善されて、冷えや疲労の回復にも期待できますから、“ながら”で気軽にコロコロとマッサージをしたり、ちょっとしたすき間時間に使ったりして、体のケアをするのにもオススメ。

色は、ブルーとピンクの2色展開です。気になった方は、店舗でチェックしてみてはいかがでしょうか。