初出走をむかえるクリダーム (C)Fujii

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 今週から北海道シリーズがスタート。12日(日)の2歳新馬戦(芝1200m)には、昨年彗星の如く一口馬主界に現れたインゼルサラブレッドクラブ(馬主名義・インゼルレーシング)が初陣を迎える。クラブが所有するクリダーム(牡2・栗東・須貝尚介)の鞍上には武豊騎手。父ハーツクライ、母ブーケトウショウ、母父サクラバクシンオーという血統で、4月の入厩から順調に乗り込みを重ねた。

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武豊「相変わらず動く」

 初時計から坂路54.0-39.7-25.7-12.8と上々の走りを見せ、5月27日(金)に函館へ移動してからも変わらず調整を重ねた。最終追い切りでは芝コースで函館SSに出走予定の古馬を煽るくらいの動きを見せ、手綱を取った武豊騎手も「相変わらず動くし、気性的に短いところもあっている」と手応えを掴んだ様子だ。同馬を担当する北村浩平助手も「初出走、初勝利を決めたいですね」と意気込み、インゼルの初戦に期待が高まる。