【BLOGOSまとめ】「尖閣諸島ビデオ」の流出 - BLOGOS編集部
※この記事は2010年11月14日にBLOGOSで公開されたものです
尖閣諸島沖で発生した海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事故。政府は中国側への配慮からビデオを「編集した上で一部議員への公開」に留めていましたが、11月4日の夜中に漁船衝突時の様子などが撮影されたビデオがYouTube上にアップロードされ、インターネット上で大騒ぎになりました。今回はこの一連の流出事件についての意見をまとめました。
■BLOGOSに寄せられた意見
ワイドショーの街頭調査や2ちゃんねる・mixi・Twitterなどといったコミュニティサイトでは、今回の流出に対して寛大な見方をする人や「流出させた人物を罰するべきではない」という声が数多く上がっていますが、BLOGOS内では「機密情報を漏らした」という観点から見て、処罰は行うべきだとの見方をするブロガーの声も目立ちました。
切込隊長BLOG（ブログ） Lead‐off man's Blog
これでもう、中国も民主党を信用しなくなりました。でも、もうひとつふたつ大きな事件でもない限り、菅政権は長持ちしてしまいます。そうであって欲しいとかではなく、続いてしまうんで。仙谷さんが失脚したら、馬淵さんでも玄葉さんでも立てて集団指導体制の官邸で頑張ろうとするでしょう、菅さんは何でもありの人だから。.. 続きを読む
木走日記
中国人船長を処分保留のまま釈放帰国させてしまい起訴すらできなくなったいま、裁判前に証拠を公にしない理由は完全に消失していますし、すでに国会議員には放映されておりもはや非公知性の点ですでに『秘密』ではなかったのです.. 続きを読む
Blog vs. Media 時評
「尖閣ビデオ等」は夜中に急激に立ち上がった後、一時落ち込み、夜が明けてから再び盛んになります。グラフは１時間に１つの点と考えられるので、７日未明までの45時間で区切ると合計が10262件になります。「日本シリーズ」は低調でしたが、第６戦の史上希な壮絶な引き分け試合で一気に盛り上がったのがツイッターでもはっきり分かります.. 続きを読む
小林恭子の英国メディア・ウオッチ
その「勝手に」出る状況は、１つの、新たな「リークを元にしたジャーナリズム」になっているのではないかと思う。前からもリークを元にしたジャーナリズムはあったのだろうけど、ネットの出現で、誰でもが、「そのまま」出せるようになったわけだから、そういう意味で、新しい感じがする。.. 続きを読む
フリーライター宮島理のプチ論壇 since1997
有権者の責任として、政治信条・政策選好以前に、最低限「人並みの政治家（できれば有能な政治家）」を選ばなければならない。政治信条・政策選好が同じだからと言って、無能な政治家を盲目的に支持するのは、決してやってはいけない贔屓目である。だいたい、「無能四人組」を見ていても、何とか派などと色分けするレベルに達しておらず、非常にアホらしくなる。.. 続きを読む
木走日記
犯罪容疑の中国人は釈放し犯罪を告発した日本人を「犯罪者」扱いする、こんなわかりやすい香ばしいダブルスタンダードを民主党政権が全国民の前で晒してくれれば、さすがの民主党支持者も目を覚ましてくれることでしょう。仙谷さんはどうか犯人探しに邁進してください。.. 続きを読む
アゴラ(藤沢数希) - 言論プラットフォーム
今回の尖閣ビデオ流出事件は、政府という権力、権威が持っていた情報が、YouTubeというネットメディアに流出してしまった。政府側の人間が怒るのも無理はない。この情報をコントロールすることにより得られる権力や権威といったものが一瞬の内に失われてしまったのだから。.. 続きを読む
Chikirinの日記
つまり、You Tubeどころか「動画投稿サイト」という概念を知らなかった層に向けて、新聞やテレビと言う既存メディアが、彼らの主たる視聴者と購読者に向け、彼らにわかる言葉で、大量の解説情報を届けてくれているのです。これ、グーグルにとって、めちゃ美味しくない？.. 続きを読む
切込隊長BLOG（ブログ） Lead‐off man's Blog
ともあれ、尖閣ビデオは関係者一同まさかこういう形で満天下に晒されようとは思わなかったであろうし、流出させた本人がいくら確信犯的に「日本のために」と考えていたとしても、情報管理が徹底できない政治の麻痺した日本の状態を世界に知らしめてしまうことになるという点で少し残念な方向に向かってしまうことでしょう。.. 続きを読む
平凡でもフルーツでもなく、、、
今日紹介した個々人（国会議員）の感想があまり当てにならない事を考えると、収録されたビデオの全編公開が行なわれないと、これまた消化不良で現在の政権はダメージ食らうだろうな…と考えつつ、全編公開に向けた最高のお膳立てが出来たとも言える訳ではありますな。.. 続きを読む
リアリズムと防衛を学ぶ
そもそもビデオ非公開が間違っているのであって、国民の知る権利を妨げていた、という観点に重きをおけば「このビデオは本来、国民が知るべきものだ」という流出犯の意図に共感するのは自然なことかもしれません。かかる状況で流出犯が逮捕、起訴されたならば、流出犯にはさらなる同情が集まるのは避けがたいでしょう。.. 続きを読む
極東ブログ
この「仙谷」政権は、脊髄反射的に、あるいはご主人様のご機嫌を損ねまいとする小姓のように、目先の取り繕いで厳罰化に走ろうとしている。この強権志向の姿勢はどうなんだろうか。これが自民党政権に変わって登場した民主党政権の姿なのか、あと何歩でスターリニズムに到達するだろうか、そんな懸念まで浮かぶ。.. 続きを読む
独り言v6
sengoku38が果たしてどれほど英雄に値する人物だったかは分からない。熱い愛国の人だったかもしれないし、ひょっとすると実は口だけの愉快犯だったのかもしれない。しかし、死んでしまえば彼の行動は全て美化され、愛国に殉じた理想の象徴になるだろう。.. 続きを読む
石破茂（いしばしげる）ブログ
「映像を公開しないことによって守られる利益」とは何であり、それは公開することによって得られる、例えば「我が国の行動の正当性や中国船の不当性などを内外に明らかにする」というような利益を何故上回るのか。政府からそのあたりの説明も全くありません。.. 続きを読む
リアリズムと防衛を学ぶ
そもそも海上保安庁は広報目的のためにさまざまなビデオを方針として公開しています。北朝鮮不審船との交戦の模様がテレビで公開された例が印象的です。であれば今回のビデオも「秘密」に価しないのではないか、したがって国家公務員法違反にはならないのではないか、ということです。.. 続きを読む
∩∪∫！┗□9 - n u s i l o g -
あえて、政府を、国会を、国民を、混乱させ、外交・政治方針を覆すだけの利益があったと言えるのでしょうか。ここは、明文の法律的な話ではなく、法とか価値観とかの話になってくると思いますが、私はそこまでの利益があったとは言えないと思います。.. 続きを読む
流出に疑問を持つ声
眼光紙背
仕事は辞めなければならないし、ちょっとした前科はつくかもしれないが、今後の生活については、私が好きではない類の団体の人達が支援してくれるだろう。さすがに彼らも、彼らにとっては重要であるビデオ映像を流出させた人間を、あっさり見捨てるような卑劣漢ではあるまい。.. 続きを読む
山内康一の「蟷螂（とうろう）の斧」
動機の純粋さや義憤、正義感では、ルール違反を正当化できません。特に治安機関や軍事組織では、絶対に許すべきではありません。海上保安庁というのは、治安機関であると同時に、国際的には準軍事組織と見なされる組織です。.. 続きを読む
リアリズムと防衛を学ぶ
今回の流出を「よくぞやった」と思う人は多いでしょうが、しかし個人的な正義感が横行するなら、いつ、どんな方向への暴走が生じるかわからないからです。ビデオを流出させた個人、恐らくは近いうちに「容疑者」と呼ばれることになる人物を速やかに特定し、処罰せねばならないでしょう.. 続きを読む
佐藤孝弘、怒涛の読書日誌＠東京財団
結論から言えば、職業政治家がプロとしての役割を放棄し続けた結果、個人としてリスクを取った独断専行に対し多くの支持が集まったということだと思います。尖閣の問題については、初動から船長の逮捕、釈放、その後の中国の報復措置への対応、ビデオの公開と、迷走に迷走を重ねてきました。.. 続きを読む
早川忠孝の一念発起・日々新たなり
ユーチューブに尖閣ビデオを投稿した方は自ら名乗りを上げて、素直に縛について欲しい。法に違反する行為をしたことは間違いない。どこから内閣が国民の目から覆い隠そうとしていた情報を入手したのか、何故ユーチューブに投稿することを決断したのか、誰かに唆されたのかそれとも自分だけの判断なのか、投稿を決意するまでにどんなことが起きていたのか。.. 続きを読む
フリーライター宮島理のプチ論壇 since1997
こういう「（憂国の）気持ちはわかる」という反応が広がることは、国家にとって非常に問題である。安易に比べるのは不適当かもしれないが、二・二六事件において、多くの国民やメディアが「気持ちはわかる」と叛乱将校に同情した感じと似ているかもしれない。それもこれも、トップに戦略も覚悟もないからである。.. 続きを読む
H-Yamaguchi.net
この分野の映像を漏洩すること自体の政治的なインパクトもさることながら、「文」と「武」でいえば「武」の側に近い職務の公務員が組織の命に背いて勝手に動いたことに対して、私たちはもっと恐れるべきだと思う。正義やら義憤やらのためにやったんだから容認すべきではないかという議論はここでは成り立たない。.. 続きを読む
また、一部のネット上では内部告発を行った人物を保護する「公益通報者保護法」が適用されるとの見方をしている人もいましたが、この件に言及しているブロガーは双方とも「適用されない」との見方をしていました。
弁護士阪口徳雄の自由発言
現行の公益通報者保護法の枠内では保護されないが、では内部告発者を保護する判例上形成されてきた一般法理でも保護されるかとなると、今回の事件はおよそ保護されないだろう。.. 続きを読む
∩∪∫！┗□9 - n u s i l o g -
例えば、大阪地検の証拠改竄が取りざたされていますが、この証拠改竄の場面を記録したビデオがあり、それを別の検事が公益通報したというような場合にその検事を解雇などの不利益から守るということがこの法の趣旨であり、本件のような動画の公開は通報対象事実を含まないのではないかと思うのです。.. 続きを読む
■読者の意見
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