BMW Group Classic

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イタリア・コモ湖畔で開催されるクラシックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」には世界各国から珠玉の名車が集まる。審査員によるコンクールにてベスト・オブショーをはじめとする各賞が授与されるが、一般投票による「コッパ・ドーロ」も注目だ。

2022年のコッパ・ドーロを受賞したのはアストンマーティン ブルドッグだった。ブルドッグはアストンマーティンが最高時速320kmを目指して1979年に開発したスーパーカーなのだが、諸般の事情によりその目的を達成することはできなかった。その後、2020年にこの車両を手に入れた現オーナーが、再び時速320kmを目指すべくレストアを依頼したものだ。

【画像】インパクト抜群!時速200マイルを目指して造られたアストンマーティンのスーパークラシック(写真7点)

1年半におよぶ完璧なレストアを経てオリジナルの仕様に戻されたこのブルドッグは、いつでもレースに参戦可能な状態である。1.09メートルという低い車高、特徴的なガルウィングドアなど、そのユニークな姿が観客の目を惹きつけ、心を鷲掴みにしたことは、コッパ・ドーロを受賞したことでも明らかである。