日本全国に展開しているファミリーレストラン「COCO'S(ココス)」。すき家を運営するゼンショーグループの系列で、ハンバーグやステーキなど、肉系のメニューが色いろ選べるところが魅力のひとつです。

様々なファミレスで「一番高い商品を食べる」当連載、今回はココスでイチバン単価が高い「リブアイステーキ」を頼んでみます。

ココスでイチバン高い「リブアイステーキ」を頼んでみた

メニューを見るだけで喉が鳴る「ココスのご褒美肉」

今回訪れたのは「ココス 中野店」。早稲田通りに面した店舗で、洋風の外装には大きなココスの看板が出ています。こういう店構えって、なんか入る前からワクワクするんですよね。

ココス 中野店を訪れた

びっくりしたのは、エントランスに手を洗う洗面台が備え付けられていたこと。液体石鹸でしっかり手を洗ってから店内に入ると、そこにはアルコール消毒のスプレーがあり、さらにスタッフが検温にやってきました。感染対策が徹底しています。

平時の13時過ぎ。店内は落ち着いている

店内はL字型になっており、座席数はそれなりに多い模様。各テーブルには清潔感があります。さて、用意されたランチメニューを開くと「選べるパスタランチ」「スペシャルランチ」など美味しそうな料理がこちらの目を引きますが、今回、筆者が注文したいのは最高価格の「リブアイステーキ」にほかなりません。ランチメニューをそっと閉じ、グランドメニューを手にします。

肉感の溢れるメニューを開く

ありました、リブアイステーキ。目立つところに「ココスのご褒美肉」と書いてあります。価格は1,529円、大きさは180gで、カロリーは519kcalとのこと。そもそもリブロースとは希少なお肉。1頭の牛からほんの少ししか取れない最高級部位だそうです。ゴクリ、と喉を鳴らす瞬間。

注文はすべてタブレット経由。メニュー番号を打ち込むと、ソースの選択、セットメニューの選択に移ります。ガーリックソースにして、ライス、ドリンクとスープ付きの「Aドリンクセット」(462円)を選びました。ライスは大盛り(+66円)で決定! お会計は合計で2,057円。さぁ、食べるぞ……。しかしその前に、スープ・ドリンクコーナーへ。

タブレットで注文~

充実のスープ・ドリンクコーナー

ドリンクコーナーでは「シャルドネのスパークリング」を発見!。スパークリングというネーミングにに、まさかアルコールが飲める!? と思いきや、こちらはノンアルコールでした。あとはトマトスープを入れて席に戻ると、ほどなくしてリブロースが到着。このスピーディさはファミレスならでは。さて、そのお味は。

「リブアイステーキ」、そのお味は?

湯気の立ち上るリブロースが到着!

香ばしく焼けた表面。ナイフを入れると柔らかく、サクサク切れます。焼き加減はレアで出てきましたが、ミディアム、ウェルダンが好みの場合は、鉄板の上の鉄の塊(ペレットと言うんだそう)で追い焼きできる趣向です。それにしても良い匂い。いざガーリックソースに浸して頬張ると、口のなかには肉汁が溢れ出てきました。そこで、すかさず白飯。もう、これなら何杯でも米を食べられる気がします。

肉汁が幸福感に昇華されていく

肉をひと切れ、熱々のペレットのうえに乗せると"ジュワー"っと焼ける大きな音。3席向こうまで聞こえそうです。勢いよく湯気も出て、気分がアガります。おじさん、どんどん焼いちゃうぞ。

焼き場でジュージューいわせる

ときには白飯のうえに乗せて食べるも良し。ガーリックソースが染みたご飯が、また食欲をそそるんです。

ガーリックソースに浸したこいつを

乗っけちゃっても良いわけ

なお、付け合せのポテトもカリカリしていて美味。惜しいかな、ここに甘いニンジンがあれば満点だった。あれ好きなんですよ。

カリカリのポテト。ブロッコリーと玉ねぎも添えてある

あっという間に、最後のひと切れとなりました。きつね色に柔らかくなった玉ねぎを乗せて、ガーリックソースに浸していただきます。それにしても、なぜこうも肉の旨味って、人間を幸せな気持ちにさせてくれるんでしょうね。ノーベル平和賞をあげたい。

最後のひと切れを味わう

満腹満足。あっという間に平らげました。額の汗をぬぐい、少しボーっとしてから、何か飲もうと席を立ちます。ココスはドリンクの種類が多いのもポイント。子どもに人気のジュースだけで10種類以上あり、コーヒーマシンではホットとアイスのコーヒー、アメリカン、こちらもホットとアイスが選べる抹茶ミルクなどもありました。

食後にホットコーヒー

コンソメスープも入れてきた

約2,000円ちょっとで、ここまで贅沢なひとときを満喫できるとは。ココスのご褒美肉は、文字通り頑張る自分へのご褒美でした。普段はワンコインの定食で馬車馬のように働いている筆者を「月1回くらいなら、お財布も許してくれるのではないか」という気持ちにさせる魅力がありました。またあの肉汁に再会できる日まで、頑張ろうと思います。