森保一監督

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11日、ヨーロッパ視察中の森保一監督がオンラインで会見し、今後新しい選手をどれくらい招集するかということについて考えを明らかにした。

森保監督は今回の視察でこれまで招集していない選手も含めて視察しているとしつつ、その上で今後の予定についてワールドカップに向けた強化が「あと(6月と9月の)2回の活動しかない」ことを指摘。

過去のワールドカップは大会前に準備期間が1カ月あり、その間に戦術の落とし込みが出来たが、今年は直前まで各国のリーグ戦が開催されていて準備がほとんど出来ない。そのためこの2回の期間でチーム作りをしなければいけない状況だと説明した。

監督は「(6月は)ラージグループを広げて、2チームで活動して2試合ずつ(戦う)」という構想を持っていたと打ち明けながらも、「はたしてそんな余裕はあるのか」と否定的な見解を示した。

さらに3月のワールドカップアジア最終予選のオーストラリア戦、ベトナム戦には26人招集しており、(そのメンバーに)「鎌田大地、堂安律、前田大然を加えると29人になる」「はたして40人、50人も呼んでその活動にどれだけの意義があるのか」と語り、今後新たに招集される選手の枠が小さいことを示唆していた。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社】